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博士課程の卒業には2種類あるて本当?

大学は「卒業」、修士は「修了」と言いますが、博士課程はいかがでしょう?博士課程ももちろん「修了」はありますが、もう一つ「満期取得退学」という言葉を目にします。これは大学でいう「中退」ではなく、博士課程の全過程を納めたという意味で表記されるものです。大学院では博士号取得までに二つの関門を突破しないといけません。一つ目は「単位の取得」です。こちらはそれぞれの大学院で定められている課題をこなすことで取得できます。博士課程の単位取得は研究活動を中心に行えるようなカリキュラムのため大学や修士課程と比べても格段に少ない単位で修めることができます。単位を取得しただけでは博士号はもらえません。二つ目の関門として「博士論文の執筆」が待っています。単位を取得し、なおかつ博士論文を執筆して審査に合格することで博士号が初めて与えられるのです。簡単なように聞こえますが、博士論文を執筆するまでが非常に困難、、、博士号を執筆するためには「博士論文執筆資格」を得なければならず、その資格取得要件が各大学院に設定されているのですが、これが厳しい。最低でも「第一執筆の査読論文を1篇以上」くらいには設定されています。査読論文は通るのに時間がかかり、私も投稿から査読通過まで9か月かかったこともあります。執筆資格は1年間有効のため博士課程の3年間で博士号を取得して修了するには2年目の春には執筆資格審査を通過する必要があります。となると1年目の夏には研究論文の枠組みはできてないといけないわけで、、博士号取得への旅は進学時から始まっているんですね。無事に執筆資格審査を通過しても、もちろん肝心の博士論文が書けないと意味がありま
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