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中小企業経営のための情報発信ブログ95:幸せの経営学

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は、休日なので、本を紹介しようと思います。若干古い本ですが、2014年出版の酒井穣氏著「幸せの経営学」(JMAM)を紹介します。 経営学は机上の学問で実際の経営に役立たないという方もいます。本当に役に立たないものでしょうか?確かに、経営理論の中には理論のための理論で終わっているように見えるものもあります。しかし、そう見える理論も、理論の先には必ず実践があります。自ら使いこなせなければ役立たないことは言うまでもありません。これは経営学に限ったことではなくすべての学問に当てはまることです。 本書で、酒井氏は、経営学は究極的には「人間を幸福にする」という明確な目的を持った学問であるとして、他者を幸福にすることで、自らも幸福になるということが経営学を学ぶ意義であると言っています。そして、人が幸福を感じる要素として①仕事のやりがい②人間関係の充実③経済的満足④心身の健康⑤地域社会の活性化の5つを挙げ、これら5つの要素の充実を目指すのがよいとしています。 このような観点から、 第1章「幸せを生み出すーイノベーション」 第2章「幸せを広げるーマーケティング」 第3章「幸せを支えるー財務会計論」 第4章「幸せをデザインするー戦略論」 第5章「幸せを創るー人的資源管理論」と5章に分けし、幸せという視点で経営理論を取り扱っているのです。ここでの理論は、酒井氏も言われている通り、学問的・科学的というよりは実務的であることを目指しており、実務家にとっての読み物として分かりやすい本になっています。経営学に本気で(?)取り組みたいという方には物足りないか
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