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元外交官が教えるアフガニスタン現代史最終章(国王こそ国の紐帯)

 2001年9月11日米国同時多発テロとその後のアフガニスタン空爆によってタリバーンを山岳地帯に追いやった後、アフガニスタンをどうするか国連や西欧諸国が介入した。その際に国王を復権させなかったことに対する憤りを当事者の一人であった高橋博史氏は授業で語ってくれた。  このレポートの第1弾で混乱のきっかけは王政の廃止だと筆者は書いたが、今もってアフガニスタンが混乱している根本的な原因は国王の不在だとこの授業で痛感し、明日は我が身だと身が引き締まった。 女系(母系)天皇を誕生させてしまって2600年以上続いた皇統が途絶えたら、やがて日本もアフガニスタンのように混乱する。それがアフガニスタン現代史の教訓だと筆者は考えている。     米軍などの空爆の後に、暗殺されたマスード司令官が率いていた「北部同盟」が米軍の支援を受けてカブールを奪還した。国連安全保障理事会としては「タリバン政権を代えようとするアフガニスタン国民の努力を支持した」ものの、「また、広く国民を代表する、包摂的な政府の樹立を目指して、アフガニスタン当事者間の対話を進めた。」これが2001年12月の「ボン合意」である。  この授業の講師高橋博史氏はラハダール・ブラヒミ国連事務総長特別代表と共に国連側の一員としてカルザイ政権樹立までの過程に携わった。授業では決して他では聞けない、当事者ならではの生々しい証言が多数出てきた。とても貴重な内容ゆえに読者に共有する。 
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