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人の気持ちは「Give&Take」ではないから

タイトルは、若い時に教えてもらったことです。その頃、私は福岡に住んでいました。就職して二年目。教えてくれたのは、学生時分からお世話になっている方でした。田舎に帰ることになったから、その前にご飯でも食べよう。そう誘われ、ふたり馴染みの店に。カウンターに並んで座ることが多かったのですが、その日はテーブルに座りました。それぞれ好きな食べ物を頼み、好きなお酒を嗜んで、たわいもない話に笑いました。こっちの暮らしに疲れた。田舎に帰って、そこで暮らす。そんなことを聞き、お世話になったお礼や、思い出話をしました。お酒が進んだ頃、その人は私の目を真っ直ぐ見ながらこう言いました。「いいか、これから色んなことがあるやろう。色んな出会いもあると思う。そん時、忘れんでおりなさい。気持ちというのは、自分が与えた大きさと同じようなもんが返ってくるなんて考えると、必ず痛い目に合う。しっぺ返しを喰らう。してやってると思ったらいかんよ。」なぜそんな話をしてくれたのか。それは数日後、人づてに分かるのですが、信じて可愛がっていた人に裏切られていたのです。商売を始めたいという年下の男性の色々な相談に乗り、頼る人がいないからと連帯保証人にまで。頑張れと応援した矢先、相手は姿を消した。私は若すぎて、驚きと信じられない気持ちでした。落ち着くと腹を立てるばかり。そんなことがあったので、言葉は今も鮮明に脳に残っています。これは極端な話です。相手が悪い、それは絶対です。しかし、人の気持ちは「Give&Take」ではない。この言葉は、真意をついていると思います。人生を折り返している私は、ひしとそれを感じます。例えば恋愛。こんなに好き
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