アイデンティティの形成について
廉清生織のブログの部屋へようこそ前回に引き続きアイデンティティについてお話して参ります。お付き合いくださいますようお願いします幼少期のアイデンティティ形成について探ります実はアイデンティティの形成は生まれた瞬間から始まります。幼少期のアイデンティティ形成については・・主に家族や身近な養育者との関係を通じて行われます。この時期・・・子どもは自分と他者の区別を学び基本的な信頼感や自己効力感を獲得していきます。
エリク・エリクソンの心理社会的発達理論によると・・・乳児期には「基本的信頼 vs. 基本的不信」幼児期前期には「自律性 vs. 恥・疑惑」幼児期後期には「自発性 vs. 罪悪感」といった発達課題に直面します。これらの課題を適切に乗り越えることで健全なアイデンティティの基礎が形成されていきます。青年期のアイデンティティ危機について探っていきます青年期は・・・アイデンティティ形成において最も重要な時期の一つです。この時期・・・若者は「自分は誰か」「何をしたいのか」といった根本的な問いに直面します。その中でアイデンティティ危機を経験します。
アイデンティティ危機は・・・自己探求と社会的期待の狭間で葛藤する過程です。青年は…様々な役割や価値観を試行錯誤しながら・・自分にとって本当に重要なものを見つけ出そうとします。この過程は時に混乱や不安を伴います。しかし・・その経験は健全なアイデンティティ確立のために必要不可欠な経験なのです。成人期以降のアイデンティティ発達について探っていきますアイデンティティの形成は青年期で完結するものではありません。成人期以降も・・人生の転機や社会的役割の変化
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