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売上総利益率(粗利率)と営業利益率の関係をみて、1段深い分析をやってみよう

財務諸表を分析する際に、売上総利益率(粗利率)と営業利益率はよく登場する指標です。売上総利益率 = 売上総利益 ÷ 売上高営業利益率 = 営業利益 ÷ 売上高この売上総利益率(粗利率)と営業利益率の関係をみることで1段深い財務諸表分析ができるようになります。今回はそのことについて説明したいと思います。ケース①:売上総利益率(粗利率)は高いのに、営業利益率が低い場合 ⇒ 販売費及び一般管理費に問題あり売上総利益率(粗利率)は、同業他社と比較して高い値になっているのに、営業利益率になると同業他社よりも低い水準になってしまうケースです。売上総利益率(粗利率)は30%あるのに、営業利益率は1%みたいな。このような値になっているときに、何が問題になるでしょうか。答えは、「販売費及び一般管理費」にあります。営業利益は、売上総利益 - 販売費及び一般管理費で計算される指標でしたね。そのため、販売費及び一般管理費が同業他社よりも高い水準にあれば、営業利益率が同業他社よりも低い水準になってしまうのです。数値例で確認してみましょう。このように、販売費及び一般管理費が多額になると、売上総利益率(粗利率)は、同業他社と比較して高い値になっているのに、営業利益率になると同業他社よりも低い水準になってしまうことがあるのです。では、販売費及び一般管理費の中のどこが問題になるのでしょうか。これは販売費及び一般管理費を各項目ごとに分解して考える必要があります。これも数値例で自社と同業他社A社と比較してみましょう。このケースでみると、支払手数料は同業他社A社と比較して少ない水準のようですが、給与手当についてはかな
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