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中学受験の明日のために その68 バカにされたらチャンス

 世の中は他人をバカにしながらいつまでも成功できない人と、バカにされながら成功する人の2種類しかいません。そしてほとんどの人はバカにする側に回ります。他人をバカにすることで自分を守り、傷つくことを避けているのです。ですが、本当は他人をバカにする人が愚かな人で、バカにされている人が賢い人であることがよくあります。元メジャーリーガーのイチロー選手も、子供の頃周囲の人からバカにされ続けていたようです。ですがイチロー選手は、今に見ていろと闘志を燃やし続けて偉業を成し遂げました。ほとんどの成功者はそうなのです。ここで大切なのは、バカにしてきた相手にムキになって攻撃しないことです。それは相手のペースに巻き込まれています。腹は立ちますが、その怒りを勉強にぶつけるのです。その行動力が自分を向上させてくれます。そして成績が上がったり、受験に合格すると相手を許せるようになります。これが最高の復讐です。学生時代に限りません。大人になってもバカにしてくる人間は山ほどいます。そのたびに相手と喧嘩していては身が持ちません。自分のやるべきことに集中して、向上するエネルギーにしましょう。嫌な人がいない恵まれた環境にいることは、長い目で見れば恵まれた環境ではないかもしれません。逆に、嫌な人が周囲にいる環境は、実は自分を向上させてくれる良い環境かもしれないのです。何が良かったのかは未来にしかわかりません。どんな環境にいようと、自分の為すべきことを為していくことが大切です。やられたらやり返す、というドラマが流行りましたが、あれはあまりお勧めしません。やり返さないといけない場面はあるのですが、相手と同じ土俵に立ってい
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