『自分の機嫌は自分でとる』
機嫌も行動も通常は自分でコントロールできるものです。車や自転車の運転と同じ。平坦な道を選んだり、あえてクネクネした山道を選んだり。ゆっくりのんびり走ったり、スピードアップしたり。もちろん、自分の意志で停まることだってできる。『自分の機嫌は自分でとる』ということは、『自分の人生を生きる』ということでもあるかと思います。人は『幸せになるため』に生きています。その『幸せ』にどうしたら近づけるのか、人生をかけて模索しているのです。そこに『誰かのせい』という意識が入り込んでしまうと、とたんに、自分では踏んでいないブレーキがきいたり、目的とは違う方向に進んでしまったりします。自分はこちらに行こうとしているのに、思い通りにならなくて『あいつのせいでこうなってしまった』という気持ちが強くなった時、人は人生のハンドルを手放してしまいます。運転を放棄してしまった状態です。仮に、一時的に違う方向に進んだとしても、ハンドルさえ握っていれば目的地へと軌道修正できるし、停まったとしても、また動き出せば良い話ですよね。人生に何か問題が起きた時、人のせいにしてしまった方が自分の心が落ち着くのかも知れません。でも、視点を変えれば、自分以外の人に自分の人生をコントロールされているという状態ともいえます。問題の本質を見ていなかったり、自分の心と向き合わないで、人生を過ごした時、人は幸せになれるのでしょうか?『感情』は生きる原動力でもあり、車の『エンジン』のようなもの。だからこそ、自分で日々メンテナンスをし、機嫌をコントロールする必要があるのです。自分で機嫌をとるということは、感情をコントロールできるようになること。
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