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「老いる喜びに満ち溢れる」ことができる人は少数派

もう少し高齢者問題を取り上げます。メディアアーティストで筑波大学准教授の落合陽一氏が、ツイッターで以下の意見を発信しています。「みんな日々老いるのに、どうして老いを憎むかなぁ。私という計算機は、毎日老いと手を取り合って、死に向かって時計の針を進め、人生の経験の中で毎日たくさんの計算を実行している。老いる喜びに満ち溢れる、素晴らしいじゃないか」高齢者に対する厳しい意見があふれる世の中に一石を投じた形ですね。フォロワーからは共感のコメントが寄せられています。「すごく良い考え方ですね。日々、老いていくか。当たり前のことだけど、真剣に考えたことなかったすわ」「どうせみんないつかは死ぬのでそれを憎むとかはないです」「老いることも自然、死ぬことでさえも自然。その感覚は常に持ち続けたい」しかし、私にいわせれば、甘いというか綺麗事というか。落合氏は35歳ですから、まだ実際に老いというものを経験していません。だから「老いる喜びに満ち溢れる」なんて能天気なことをいえるのでしょう。たしかに、世間では「高齢者に対する厳しい意見」があふれています。しかし、前にこのブログで書いたように、それには理由がないわけではありません。人の意見を聞かず、歳を取っているというだけで人生の先輩面し、何かといえば説教しようとする。しかも、今どきの若い者はというくせに、自分たちのほうが社会のルールを守らない。さらにいえば、国の財政逼迫の大きな要因は老人の医療費です。これではお荷物といわれても仕方がない。年をとれば誰でも知力、体力、気力が衰えます体はいうことをきかないし、頭は回らない、いろいろなことにも興味が持てなくなります。
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この先の働き方

今回、落合陽一さんの著書「働き方5.0」を元に、この先の働き方について考えてみたいと思います。落合さんは、筑波大学情報メディア創成学類→東京大学大学院学際情報学府、という文理融合・最先端の経歴で、現在は筑波大学准教授(学長補佐)かつ実業家です。論考はデジタル(コンピューター&インターネット)を軸としており、時代の切り口が鋭いですね。「働き方5.0」の要旨はこうです。・・・・・感染症以降は、デジタルネイチャー(コンピューターと人間の新しい関係性)の世界だ。処理能力で勝負するホワイトカラー(特に中間管理職)は淘汰され、「クリエイティブ・クラス」の時代となる。この「クリエイティブ・クラス」は、問題発見ができ、モチベーションが高く、人間を深く理解している(コンピューター(システム)はどれも苦手)。これからは「誰ももっていないリソースを独占できる者が勝つ」そんな時代だ・・・・・。 コンピューターが得意なのは「総当たり戦」です。与えられた問題のあらゆるバリエーションから最適解を見つける。問題解決では人間は勝てません。むしろ、システムが指示を出して、人間が下請けとなるケースが増えるかも。つまりインターフェース(人との接点)だけを人間が受け持つ。必要なのは、システムができない暖かい笑顔と柔らかい口調のみ。うーん、厳しい世界だなあ。「クリエイティブ・クラス」になるなら、暗黙知と専門性を鍛えるしかない。もはや形式知(誰でも知っている知識)や全般性(広く浅く)には価値がない(落合氏)。 もともとこの本、2016年に出版された書籍をベースにあらためて新書化されたものです。従って感染症蔓延が前提にはなっ
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