トランスペアレントコントロールで 子どもを守る 1
賢い子、頭の良い子ほど、普通のコントール手法では逆効果になります。今回は、トランスペアレント型の新しいテクニックによって、有害情報による汚染から子どもを守る方法を紹介していきます。いわゆる普通の ペアレンタルコントール は、子どもが有害情報(アダルトサイト、アングラサイトなど)にアクセスすることを防止する、いわば「事前消毒型」の子どもの守り方です。しかし、賢い子、頭の良い子ほど、好奇心が強いもの。親が何をやっても、子どもがコントロールの抜け道を見つけ出してしまう・・・という問題でお悩みの方も多いでしょう。お悩みでないとしたらそれは、「親が気づいていないだけ」かも。友達のスマホを借りて、子どもが何を見ているか。知らぬは親だけ、だったりして。子どもが成長するほどに、学校や塾など、子どもの世界はどんどんと広がります。その全てを親がコントロールするという考え方に、そもそも無理があるのです。子どもが触れる全ての物を、消毒し続けるおつもりですか?トランスペアレントコントロールでは、子どもが有害情報にアクセスしてしまうことは仕方ないもの、と考えます。子供の好奇心は、本能です。しかし、そのアクセス履歴や手段を親が確実かつ透過的に(トランスペアレントに)把握することで、子どもが有害情報に触れた後に、「汚染されること」を防止します。例えば、子どもがこっそり、大人向けのサイトにアクセスしたとしましょう。アクセスしたことそのものが問題だ!と思われるかも知れませんが、真の問題点は「アクセスした結果」。子どもの思考や成長にどのような影響が出るか。つまり、子どもが「汚染されるかどうか」、ということなのです。
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