中高年の腰痛と生産性
腰痛は日本人の国民病と言われているらしいです。厚生労働省が発表する業務上疾患(職業病)の約6割が腰痛なのだとか。働き過ぎといわれることも多い日本人。腰痛持ちが多い原因は座位時間の長さだそうで、1日の座位時間を比べると世界20カ国の平均はだいたい5時間程度なのに対し、日本人は約7時間。確かに長いですね。働き盛りのサラリーマンやOLさんはデスクワークも多いので、日頃の負担が腰へのダメージとして蓄積しているのかもしれません。
「座っているなら腰の負担は少ないのでは」と思われるかもしれませんが、実は座った状態が長時間つづくと血液循環が悪くなったり筋肉が疲労したりして腰痛の原因になるのです。また、腰痛には原因がはっきりしている【特異的腰痛】と原因がはっきりわからない【非特異的腰痛】の2種類があります。
特異的腰痛は病院で医学的に原因が特定されるもの、レントゲン撮影やMRIなどで骨や神経に異常があり、医学的治療が必要な腰痛症です。
非特異的腰痛は病院の検査でも異常が見つからず、原因不明となってしまう腰痛です。
腰痛全体のうち特異的腰痛は15%、そして非特異的腰痛は85%と言われています。ジャーナルなんて普段読まないのでエビデンスレベルはわかりませんが、メンタリストDAIGOさんもそう言っていたので間違いないです。
腰痛に悩む患者さんのうち、85%の方は医学的に原因が特定できず、医者から「とりあえず湿布出しとくからしばらく様子見てください」と言われて帰らされます。これは「うちでは治療できません、治せません」と言われるのと同じです。働き盛りのみなさんを長期にわたって苦しめる腰痛。ろくな治療法
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