#358 「喪中はがき」はいつ、誰に出す?
「喪中はがき」はいつ、誰に出す? マナーコンサルタントに聞く
来年用の年賀状の準備を始める人もいる時期ですが、今年身内に不幸があり、「喪中はがきを用意しなくては」という人もいるでしょう。喪中はがきは、いつごろ、どの程度の範囲の人まで出すべきなのでしょうか。一般社団法人「マナー&プロトコル・日本伝統文化普及協会」(東京都港区)代表理事でマナーコンサルタントの西出ひろ子さんに聞きました。
11月~12月初旬、届くように
Q.まず、喪中はがきの意味を教えてください。どのくらいの親族までが亡くなった場合に、喪中欠礼とすべきなのでしょうか。
西出さん「『喪中はがき』は、喪中のため、年末年始のごあいさつを控えます、という意味があります。正式には『年賀欠礼状』と言います。これは、身内や近親者が亡くなり、1年以内に迎える新年の『年賀状』の代わりとなるものです。
喪中はがきとする近親者の範囲は、具体的には、配偶者、父母、子ども、兄弟姉妹、祖父母、孫、また配偶者の両親が一般的です。
それ以外に、同居していた人、親しい友人、生前懇意にしていた人やペットなどとのお別れがあった場合も、喪に服したいという気持ちがあれば、喪に服して問題ありません。この場合、喪中はがきを出すことは通常ありませんが、その関係性や家族同様のペットの場合は、お出しする相手を選定した上で、喪中はがきを出してもよい時代だと思います。喪中はがきは、喪中であることを知らない人にそれを知らせる意味もありますので」
Q.いつごろから、いつごろまでに出すべきなのでしょうか。出す相手も含めて教えてください。
西出さん「11月から12月初旬には相
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