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【ヒーロー番組に教訓あり(2)】

 前回に続き、「仮面ライダースーパー1」  から、人としての心構えを教わった話を。 ────────────────────  強敵怪人に敗れたスーパー1こと沖一也、  再戦を期し、寺に籠って修行に励んでは  いるが、負けた惨めさや迷いでイライラ  している。折しも正月のことで、そこへ  彼を慕うハルミ(本作のヒロイン的存在)  が「少しでも正月気分を味わってほしい」  と料理を持ってきてくれるが、「俺には  勝つまで正月はない」と言って、料理の  入った箱を跳ね除け、地面にぶちまけて  しまう。それを見た拳法の師匠に「彼女  の気持ちが分からんのか!」と怒鳴られ、  稽古をつけてほしいと頼んでも、「強く  なることばかりを考えている今のお前に  稽古をつけても無駄だ」と断られる始末。  自分の何がいけないのか分からないまま  一人で修行を続け、ある朝、庭に咲いた  梅の花を優しく手で包み込んだことから  「これだ!」と閃く。そこへ現れた師匠、  「荒々しい戦いの中にあって尚、梅の花  の可憐さを愛おしむ心こそ赤心少林拳の  心だ」と、新しい型を授けてくれるのだ。 ────────────────────  「荒々しい戦いの中にあって尚、梅の花  の可憐さを愛おしむ心」、現代社会には  なかなかそれだけの余裕はないと思うが、  どのような逆境にあっても他者の思いを  受け止めて大切にする、という心掛けに  通じるものがあるだろう。厳しい修行の  中にあっても、心づくしの料理を届けて  くれた相手の気持ちを受け止めることも、  梅の花の可憐さを愛おしむ心と同じこと。  人と人との
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【ヒーロー番組に教訓あり(1)】

 私は、ヒーロー番組が好きで、DVDも  何作か持っているが、レンタルビデオの  全盛期にはしばしば全巻大人借りをして  全話ダビング・コレクションをしていた。 ────────────────────  「仮面ライダースーパー1」もそうした  コレクションの一つだ。このスーパー1、  赤心少林拳の達人且つ惑星用の改造人間  として銀(通常使用)・赤(パワー)・  青(電気)・緑(右手は高熱火炎、左手  は冷凍ガス)・金(レーダー)の機能を  持つ五つの腕(ファイブハンド)が武器、  という設定で滅法強い。敵方も、それに  匹敵する改造人間を作ろうとするのだが、  彼等の技術力ではファイブハンドだけは  作れない。そこで、作れないなら奪おう  という作戦が立てられ、怪人バチンガル  にその任務が課せられた。この作戦実行  において彼が犯した数々の過ちは、大人  になって見返すと、そのまま社員教育の  教材になりそうな要素が満載なのである。 ────────────────────  彼は、人質を取りスーパー1を罠にはめ、  ファイブハンドを一つづつ奪っていくが、  赤(パワー)・青(電気)・緑(火炎&  冷凍ガス)の三つを奪ったところで部下  の戦闘員に対し「スーパー1を処刑場に  引きずり出せ」と命じる。だが、待てよ、  上司たる幹部(メガール将軍)の指示は、  「ファイブハンドの全てを奪え」なのだ。  部下はそのことを知っているから、当然  諫言するが、彼は耳を貸さず「ファイブ  ハンドのないスーパー1に勝ったのでは  後々まで物笑いだ」という個人的感情を  優先させて、銀
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