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あかとんぼがきこえた

夕焼け小焼けの赤とんぼ おわれてみたのはいつの日か 山の畑の桑の実を 小かごに摘んだはまぼろしか 十五で姐(ねえ)やは嫁にいき お里の便りも絶えはてた 夕焼け小焼けの赤とんぼ とまっているよ竿の先(大正10年に発表)夕方、近所の施設から「あかとんぼ」をうたっているのが聴こえてきました。改まって耳を澄ませてみました。当たり前のように知っている童謡だけど意味をよく理解していないし知らないな、、と調べてみました。作詞家ご自身の幼少時代の実体験をもとに書いたものと言われているそうです。詞の第一節の「おわれてみたのは」を漢字で書けば「追われてみたのは」ではなく「(背)負われて見たのは」であり姐やの背中におんぶされて肩越しに見た赤い夕焼けという意味「お里の便りも絶えはてた」の意味は両親が離婚しお母さんには会えないけど時々実家に帰る姐やを通じてお母さんの状況を聞くことが出来てお母さん自身も、姐やを通じて息子の状況を知ることが出来た。けれど、姐やがお嫁にいってしまって繋いでくれていたものがなくなってしまいもうお母さんの消息も途絶えてしまったという悲しい意味なんだとか。元々切なく聴こえる歌ですが作詞家の思いがそこに込められていたからこそなんですね。意味を知ると情景描写ができますね。ひとつひとつ、意味がある。それは昔も今も、変わらないものかもしれません。2020.10.4 #22
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