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タロット大アルカナ「愚者」考察と意味解説

今回は「愚者」についてのちょっとした説明や考察を記事にしています。タロットの歴史についても触れているので、前回の「審判」より少し難しいかもしれませんが、ネットで検索すると詳細がご覧いただけるかと思いますので、最後までお読みいただけると幸いです。ベルガモ版の「愚者」は、ジョット・ディ・ボンドーネの「愚行(Necedad)」を元にしていますが、多くは「聖ロクス」を由来としています。「愚行(Necedad)」のラテン語源は「nescire」で、「無知」や「知らない」という意味です。「聖ロクス」は14世紀のペストの時代に、両親が亡くなった際に全財産を貧しい人々のために使い、巡礼の途中ペスト患者の看護をし、自分がペストにかかった時は他者の手を煩わせないため、森に一人でいた所を犬によって発見されるという言い伝えを持つ、清貧という言葉がぴったりな救難聖人の一人です。マンテーニャ版の「物乞い」(江口之隆さんによると聖ロクスを騙った人々が当時いた)も財産が無い事は共通しているので、「愚者」の核となる意味は「無」です。※例自由・純粋…偏見や常識がない未定…何も定まっていない、予定がないなどデッキによっては数字のゼロが割り振られるのも納得ですね。持たざる者だからこそ何者にもなれる可能性がある、といったイメージが「愚者」の一般的な解釈となります。個人的に「愚者」の面白いと感じたポイントは、デッキによって大アルカナのモチーフがバラバラなタロットの中でも、他のデッキと重複するモチーフが少ないソーラ・ブスカ版にも存在し、ほとんどのデッキに含まれているという点です。当時のカードゲームのルール上、欠かせないもの
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初心者向け:カードの意味

この度は初心者向けのタロットカードの意味を、わかりやすく提供しています。ぜひ参考にして頂けると幸いです。
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