進路アドバイス⑪:学部選択~農学部
農学部には農学、園芸学、畜産学、農芸化学、農業工学、農業経済学、国際地域開発学、林学、造園学、獣医学、醸造学、昆虫学、生物学など多様な学科が含まれています。学ぶ内容としては作物学や育種学などが中心で、園芸学、昆虫学、植物病理学、農業経営学、土壌学、生物化学などを学び、バイオテクノロジーもここに含まれます。「食」「環境」「生命」「バイオ」などに関心がある人向けの進路と言えるでしょう。
食品会社、製薬会社、化粧品会社、種苗会社、大規模農家(ファーム)、農業協同組合などの就職に強く、研究職、製造技術職、品質管理職、営業職などで働くケースが多いと言えます。
ちなみにバイオテクノロジーは第5次産業革命をもたらすと見込まれています。
①第1次産業革命(Industry1.0)
18世紀末以降の水力や蒸気機関による工場の機械化。
②第2次産業革命(Industry2.0)
20世紀初頭の分業に基づく電力を用いた大量生産。
③第3次産業革命(Industry3.0)
1970年代初頭からの電子工学や情報技術を用いた一層のオートメーション化。
④第4次産業革命(Industry4.0)
IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)、ビッグデータを用いた技術革新。
⑤第5次産業革命(Industry5.0)
バイオテクノロジーと生物情報を処理する手段としてITやAIが組み合わされることで起こる産業構造のパラダイムシフト。OECDの試算によると、2030年にはバイオテクノロジーを活用する市場規模が、約200兆円にまで拡大すると見込まれています。
【教諭】
所定の単位を履修するこ
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