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【ゲーム音楽語り005】うねるコード進行、浜渦正志サウンド

最も敬愛するゲーム音楽作曲家の一人である、浜渦正志氏について語ります。浜渦氏が作曲を手掛けたゲームで最も代表的なのは、恐らくサガフロンティア2だと思いますが、世間一般で言うとFF10とFF13がメジャーかと思います。サガフロ2の曲についても語りたいのですが、先に浜渦氏が全曲を手掛けたFF13について語りましょう。FFでは珍しい女性主人公のライトニングのテーマ曲といえる通常戦闘曲の「閃光」がとにかく神。ピアノとバイオリンは浜渦氏の十八番という感じですが、サビの伸びやかなバイオリンのメロディがとにかく格好良い。なぜこんなに開放感があるかというと、浜渦氏の曲はとにかく転調してコード進行がうねる。魂を揺すぶられて根こそぎ持って行かれそうな展開が熱いです。そしてやはり、浜渦氏の音楽を語る上でサガフロ2の曲を避けては通れない。サガフロ2の音楽は発売当時は批判的な意見を度々目にしました。特に代表的なのが通常戦闘曲で、今までのバトル曲の固定観念を覆すようなおしゃれな曲調。ロマサガからサガフロ1までの伝統であったイトケン(伊藤賢治氏)節を少し意識しているようなキャッチーさを残しつつ、最終的には浜渦氏の個性を発揮する形に落ち着いた感じです。こんなのサガシリーズのバトル曲じゃない、と当時の自分は思いました。サガフロ2で顕著なモチーフを展開して曲を作る手法は、作品に統一感を持たせるためにごく一般的に行われることで、すぎやまこういち先生もドラクエでそのように音楽を作られているのですが、サガフロ2の曲を「水増し行為」と糾弾する人もいました。そういったメロディのアレンジセンスにおいて、浜渦正志氏の類稀な才能
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