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進路アドバイス⑦:学部選択~教育学部

 教育学は教育学部で学ぶことになりますが、教育学部には「教育学研究」を目的とするものと「教員養成」を目的とするものと、大きく2つに分かれます。前者は学問的に研究するためのものであり、後者は教育の現場で実践するためのものであると言ってよいでしょう。したがってしたがって、先生になりたい人は教育学部ということになりますが、どの学部でも教職単位を取れば、教員免許は取れます。小学校・中学校・高等学校・養護学校など校種がいろいろありますが、取れるものは取っておきたいところです。また、教育学部に行っても教員にならないケースも増えてきていますので、その場合、何かウリを作ることも大切になってきます。そもそも文系学部の場合、4年間学んだと言っても専門家とはまず見なされず、学部と無関係に就職する人が多くいます。 ところで、カントは「教育」に関して、「人間は教育されなければならない唯一の被造物である」「人間は教育によって初めて人間になることができる」(『教育学〔講義〕』)という卓見・名言を残していますが、「教育」について学ぶということは「人間」の本質に迫ることに他なりません。  実際、人間は「1年早産で生まれる動物」(ポルトマン)と言われるほど、誕生直後は無力な状態にあり(馬なら生後数時間で自力で歩きます)、親の庇護を絶対的に必要とします(むしろ、それを前提として生まれてくると言っていいでしょう)。さらに狼少女のケース(犬が狼を育てても狼は狼のままだが、狼が人間の女の子を育てたら、人間にはならずに狼になった)から、言語の習得には「臨界期」(2~3歳頃まで)と呼ばれるものがあり、その時期を過ぎると言語の
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