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中小企業経営のための情報発信ブログ505:本の紹介 運命を拓く

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は中村天風著「運命を拓く」(講談社)を紹介します。以前にも中村天風の著書や天風哲学を取り上げたことはありますが、改めて天風の著書を紹介します。 中村天風の説く天風哲学は、一言で言えば自己強化の哲学ですが、東郷平八郎、原敬、後藤新平、山本五十六といった政界だけでなく、松下幸之助、稲盛和夫といった財界、そのほか宇野千代、大仏次郎、広岡達朗など多くの知識人、著名人が天風の薫陶を受けています。以前紹介した「稲盛経営12か条」も中村天風の教えが根底にあるように思います。以前にも書きましたが、天風の生涯を簡単に記しておきます。 中村三郎こと中村天風は、明治9年に旧柳川藩主の遠縁に生まれ、福岡の修猷館中学に入学するも、柔道の試合に敗れた相手から闇討ちに遭ってその相手を刺殺してしまいます。正当防衛は認められたものの退学処分を受けます。負けず嫌いで気性が荒い三郎に手を焼いた両親は、当時政治活動家の集まりであった玄洋社を率いていた頭山満に三郎を預けます。生涯の師となる頭山満の薫陶を受けた三郎は、諜報活動の手ほどきを受けて、日露戦争では満州にわたりスパイ活動を行う軍事探偵として活躍します。軍事探偵113人のうち日本に帰還できたのは三郎を含めたったの9人でした。三郎は帰還後軍事通訳を務めますが、奔馬性肺結核に罹ります。北里柴三郎の治療を受けますが症状は悪化し、名医の北里も匙を投げ死期を待つだけになりました。「不治の病にかかったとき、心はかくも弱くなるのか、弱い心を強くしたい」という思いで、人生探求の旅に出ます。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツの高
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