3月のヘッジファンド業界の不振で。。。
3月、突然2つのアメリカの銀行の破綻とクレディスイス救済劇。この動きを受け、マクロ系ヘッジファンドもトレンドフォロー系ヘッジファンドも、思いがけない乱高下にいきなり引きずり込まれ、予期せぬ損失を被ったと言う事です。ロイター記事によると、3月中の成績はマクロ系とトンレンドフォロー系のヘッジファンドは -3.2%アルゴ系CTAsは -6.8%の損失。年初から3月末までの成績は、前者が-2.7%、後者が-6%となったそうです。たぶん こちらの数字は業界全体の平均値のようで、個別ファンドの成績では、大きいところは3月単月で-19.8%となっていました。メインの収益減要因は、「債券のショート・ポジション」。つまり ショート・ポジションを取っていたということは、債券を売り、債券利回りが上昇する方向に賭けていた。しかし、今回の危機で債券は安全資産として買われ、利回りは低下したので、損失が出たと言う事でしょう。今回の銀行危機は、全く予期せぬタイミングで起きましたたので、ファンドによっては迅速な動きが取れなかったということかもしれません。3月の成績が思うほど伸びなかったのはヘッジファンド業界だけではないはずです。我々も4月から、心機一転、頑張っていきましょう!
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