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中小企業経営のための情報発信ブログ497:本の紹介 戦略思考

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は、牧野知弘著「戦略思考」(SBクリエイティブ)という本を紹介します。「ボストン流どんな時代も食っていける」「先送りできない状況で人は真に考え始める」「そうか、その打ち手があったか!」と帯などに記載されています。 著者は世界的コンサルティング・ファームのボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の出身者です。この本はBCGで学んだ「戦略思考」を紹介してくれています。的確な戦略思考を持てば、どんな業種、業界でも頭角を現すことが出来るというのですが、ここでいう「戦略思考」はスマートなものではなく、実際は泥臭く深く考え抜くことから始まります。 大学卒業後一旦銀行に就職した著者は、先輩の勧めでBCGの門をたたきます。当時の日本BCG代表の堀紘一氏の面接を受けます。堀氏は著者に「今、僕トイレに入ってたんだ。それで考えたんよ。牧野さん、日本でトイレットペーパーって1日でどれくらい消費されるものなんだろう」と質問します。机の上に、レポート用紙と鉛筆、電卓が置いてあります。これが面接なのです。あなたならどのように考え、どのように答えますか?時間は3分です。BCGではこのように考える力が要求されます。それも普通に考えるだけでなく柔軟な思考が要求されるのです。牧野氏は・・・「日本の人口は1億2000人で…赤ん坊や入院しているお年寄りは使わないとして…男女で使う長さも違い…トイレに行く回数は…」と計算して答えを出します。堀氏は「いや、僕も知らないんだけど。どう考えたの?」答えは必要ないのです。考えるということが重要なのです。 それは、マイクロソ
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中小企業経営のための情報発信ブログ479:本の紹介 水平思考の世界

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は、エドワード・デボノ著「水平思考の世界」(きこ書房)を紹介します。この本の副題には「固定観念がはずれる創造的思考法」とあり、帯には、「ロジカルシンキングの限界を軽々と超える!不可能を可能にする発明家の視点」とあります。また「絶体絶命と思われる状況でさえ、極めて自分に好都合な状況へと転換できる。水平思考は、時代の転換期にいるわたしたちの最強の武器になる思考法である」ともあります。そうであるならば、水平思考を身につけて損はありません。 「水平思考」という言葉は著者のデボノが作った造語で、「垂直思考」とは異質かつ正反対の思考法です。従来の論理的思考や分析的思考である「垂直思考」は、論理を深めるには有効ですが、斬新なアイデア・発想は生まれにくいのです。これに対して「水平思考」は多様な視点から物事を見ることで直感的な発想を生み出すことが特徴で、一つひとつ段階を踏まない思考プロセスを通して、あるいは異なる角度から状況を捉えることによって、問題の答えを得たり新しいアイデアを生み出したりすることを可能とする思考法です。 ビジネスにおいても、創造性とイノベーションは進歩や発展のための最も重要な手段ですが、常識的な思考法からいったん離れて様々な難題に取り組み、正解に至るもう一つ別のルートを開拓しようという心構えがなければ、創造性を発揮してイノベーションを起こすことはできません。目まぐるしく変わる社会環境や競争の激しい時代において、革新的な戦略を思いつくことができる能力が不可欠となります。その方法が水平思考であり、誰でもが習得できる技能・スキルだ
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