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ブリーダーに対する法規制

欧米諸国は、さすがは動物愛護先進国だけのことはあって、犬猫のブリーダーは許可制や登録制になっている国が多く、ブリーダーの社会的地位も高くなっています。 主にヨーロッパ諸国では、ブリーダーは専門性が非常に高い仕事とされているため、ブリーダーを開業するにあたって、専門的な資格は必須とされているようです。 アメリカやイギリスでは、ブリーダーとしての適性があるかどうかを行政が判断し、行政による許可(または認可)が下りない限りブリーダーとしての開業ができない、という許可制(認可制)が採用されているようです。  一方、日本では、ブリーダーになるための国家資格はなく、ペット販売目的でブリーダーとなるために登録は必要ですが、許可は不要になっています。つまり、必要書類を揃えて提出するのみの「登録」で足りますから、ブリーダーをやろうと思えば事実上は誰でもブリーダーになれるのが現状です。 そのため、反社会的勢力が悪質なブリーダーになっていることも多く、劣悪な環境で動物が飼育されているケースが跡を絶ちません。しばしば、動物愛護団体が悪質ブリーダーの繁殖場に踏み込んで動物を保護していますが、悪質ブリーダーがはびこる背景には、実効性ある法規制が存在しないことがあります。 動物愛護法は一貫して規制が強化されてきていますが、動物たちの悲劇を防ぐためには、ブリーダーを登録制ではなく許可制にする必要があります。ペットショップについても同じことが言えます。
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パピーミルとは

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。以前のブログで、フランスで、2024年1月からペットショップでの犬・猫の生体販売が禁止されることを紹介しました。 アメリカのニューヨーク州でも、2024年12月からペットショップで犬・猫やウサギの生体販売が禁止されることが決定しています。 アメリカではニューヨーク州に先立ち、すでに、カリフォルニア州やメリーランド州・イリノイ州などで犬・猫の生体販売禁止措置が施行されています。 ヨーロッパやアメリカでは、犬や猫を「ペットショップで売らない・買わない」という流れが主流となりつつあります。 この流れは、子犬や子猫を乱繁殖させる「パピーミル」とペットショップとの流通経路を遮断することを意味します。 「パピーミル」とは「子犬工場」「子猫工場」のことで、犬や猫などの動物を大量生産・大量繁殖させる工場のようなビジネスのことです。 日本でも、劣悪な環境で子犬・子猫を大量繁殖させている悪質ブリーダーがしばしば摘発されていますが、その繁殖場のことをパピーミルといいます。 犬・猫を愛する良心的なブリーダーがいる一方で、反社勢力を中心とする悪質ブリーダーが後を絶たないのが実情です。 現状、ペット流通経路の大きな流れは次のとおりです。 ①パピーミルでの子犬・子猫の大量繁殖 ⇒ ②ペットオークションでの競り売り ⇒ ③ペットショップでの販売 ⇒ ④売れ残ったペットは「ペット引き取り屋」へ(つまり、事実上の殺処分) 「ペットショップで売らない・買わない」ということは、②の「ペットオークションでの競り売り」を成立しなくすることを意味します。 引いては、①の「パピー
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ペット引き取り屋の実態とは

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。ペットショップでの生体販売というシステムでは、ペットの売れ残りという問題が不可避となります。 良心的なペットショップの場合は、売れ残った犬猫たちの里親が決まるまで面倒を見ているところがあります。しかし、そのようなペットショップは少数派です。 以前は、売れ残った動物は保健所に持ち込まれて殺処分されていました。 しかし、平成25年の動物愛護法改正により、保健所はペットショップからの動物持ち込みを拒否できるようになり、その結果、保健所での殺処分数は激減しました。 保健所による動物引き取り拒否の余波を受けて暗躍するようになったのが【ペット引き取り屋】です。 ペット引き取り屋は、売れ残った犬猫をペットショップから引き取り、また、ペット繁殖場(パピーミル)で繁殖能力が衰えて使い物にならないとみなされた犬猫をブリーダーから引き取ります。 引き取り価格は、1頭あたり数千円~数万円程度です。 ペット引き取り屋に引き取られた動物たちは、劣悪な環境下で飼育され、見殺しにされているのが現状です。 つまり、ペット引き取り屋による事実上の殺処分が行なわれているという現実があります。 「ペット引き取り屋 実態」などの文言で検索すれば、YouTubeでペット引き取り屋の実態が明らかにされています。 倫理感など持ち合わせていない者によって、動物たちが見殺しにされている悲惨な現実を分かっていただけると思います。《ブリーダーによる大量繁殖 ➡ ペットオークションでの競り売り ➡ ペットショップでの大量販売》というシステムが存続する限り、売れ残ったペットたちが生き地獄に追
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クリスマス商戦の影で

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。クリスマスや年末に向けたセールが盛り上がるこの時期、一部ペットショップの店頭では子犬・子猫もセールの対象になっています。 ショーケースの中で動き回る子犬や子猫は本当に可愛いものです。 しかし、可愛い子犬や子猫たちがどこから来たのか、知っているでしょうか?その子たちのほとんどは、「ペットオークション」で競り落とされた子たちです。 そして、ペットオークションに出される子たちは、繁殖業者(ブリーダー)によって飼育された子たちです。 ブリーダーの中には動物愛など持ち合わせていない悪質な者も多く、劣悪な環境下で子犬・子猫を大量生産している者がいます。 金儲けのために1匹でも多く子犬・子猫を産ませようとすれば、必然的に劣悪な環境下での飼育にならざるを得ません。 この、子犬・子猫を大量生産する施設のことを【パピーミル】といいます。 子犬や子猫を産まされる親犬・親猫たちは、パピーミルの狭いカゴ(ケージ)の中に閉じ込められ、外の世界を見ることがないまま、不潔極まりない劣悪な環境で飼育されています。 そして、子犬・子猫を産ませるだけ産まされた親は「用済み」となり、殺処分や遺棄の対象になっているのが現実です。 令和6年7月17日、パピーミルで飼育していた犬3匹を窒息死させたとして、元ブリーダーの渡部幸雄という男が起訴されました。 渡部は、「繁殖に使えなくなった犬を生かしておくと経費がかかる。行き場のなくなった犬の責任をとる」という名目で、ポメラニアンやトイプードルなど小型犬3匹を生きたままビニール袋に入れて窒息死させています。 渡部のブリーディング施設で
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ニューヨーク州で生体販売禁止へ

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。アメリカのニューヨーク州で、2024年12月15日からペットショップで犬・猫・ウサギの生体販売を禁止する法律が施行されました。 いわゆる【パピーミル】など、利益優先で悪質な繁殖を行なうブリーダーを根絶するためです。 パピーミルとは、子犬・子猫を大量繁殖させる生産工場のことです。 ペットショップで陳列されている可愛い子犬・子猫たちは、パピーミルから来ているケースが大半です。子犬や子猫を産まされる親犬・親猫たちは、パピーミルの狭くて不潔極まりない劣悪な環境で飼育されています。 そして、子犬・子猫を産ませるだけ産まされた親は「用済み」となり、殺処分や遺棄の対象になっているという現実があります。 この非人道的なビジネスモデルを崩壊させるために、ニューヨーク州に先立って、カリフォルニア州・イリノイ州・メリーランド州などでは、州法により生体販売禁止措置を講じていました。 今般、ニューヨーク州でも生体販売禁止に踏み切ったわけです。 【アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)】が公表した報告書によると、ニューヨーク州はアメリカで最も多くペットショップで子犬が売られていた州の一つとのことです。 ニューヨーク州が生体販売禁止に踏み切ったことは、アメリカの他の州にも大きな影響を与えると考えられます。 ちなみに、フランスでも2024年1月からペットショップでの生体販売が法律で禁止されています。 目を転じて、動物保護後進国 日本では、ペットショップでの生体販売を禁止する法律は存在しません。そのため、悪質なブリーダーを温存させる結果になっています。 動物の命の尊
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真のブリーダーとは

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。最近になって、日本でも保護犬の存在が知られるようになってきました。 そして、犬を飼いたいと思った場合、動物保護団体から保護犬の譲渡を受ける人が増えつつあります。これは、とても喜ばしい流れだと思います。 しかし、現状では未だ、犬を飼いたいと思った人は、ペットショップで子犬を買うのが主流になっています。 一方、日本の現状とは対照的に、動物保護先進国であるヨーロッパの多くの国では、犬を飼いたいと思った人はブリーダーから直接譲り受けるのが普通です。 そもそも、ヨーロッパの動物保護先進国の多くでは、ペットショップでの生体販売が法律で禁止されています。 動物保護先進国の筆頭ともいえるドイツでは、法律での生体販売は禁止されていないものの、動物に対するドイツ国民の倫理感の高さから、生体販売を行なっているペットショップはほとんど存在しないのが実情です。 また、スイスでは歴史上、ペットショップで犬猫の生体販売を行なったことがないとのことです。 ここ日本では、当然のようにペットショップで生体販売が行なわれています。 その影には、ペットショップに子犬を供給しているブリーダーの存在があります。 一部良心的なブリーダーも存在しますが、日本のブリーダーの大半は、金儲け主義の単なる「繁殖屋」です。繁殖屋とは、【パピーミル】と呼ばれる子犬繁殖工場等において、劣悪な環境下で親犬に子犬を産ませ続ける業者のことです。 動物虐待の罪で悪質なブリーダーが逮捕されるというニュースがしばしば報じられますが、日本のブリーダーには、動物愛護の精神など持ち合わせていない者が多く存在する
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