「吐けない過食症」と私が思う「リバウンド」について
過食症はごく一般的には、
大量に食べてそれを嘔吐する行為と言われています。
なぜそんな行為をするのかと本当に簡単に説明するのであれば、「太りたくない」ためです。
大量に食べてしまったという罪悪感はあれど、嘔吐すれば太ることを妨げることができます。
しかし、
この大量に食べることを妨げることができない過食症の人がいます。
「吐けない過食症」の人です。
食べっぱなしです。
しっかりと消化吸収されますので、当然体重は増えてしまいます。
吐けない過食症の人は恐らく下剤を大量に飲んで、上から吐けない分下から出すことで、食べたことを食べなかったことにしようと試みると思いますが、下剤の効果は大腸の蠕動運動を活発にするか、便の水分量を増やして柔らかくして排泄をスムーズにするだけなので、
栄養の消化吸収を担う小腸には影響はないために、エネルギーや脂質はしっかりと体内に吸収されてしまうと考えた方が良いでしょう。
(嘔吐する過食症の人も下剤を乱用する方は多いです。自分もそうでした。)
そんな吐けない過食症の人は、吐くことができる過食症に比べ、体重は増えてしまうことが多いので、自分に対しての嫌悪感は嘔吐できる人の比ではないと思います。
私も嘔吐できなかった時があったので、嘔吐するコツを何となく掴むまで、
食べた後は本当にこの世の終わりというくらいの暗闇に突き落とされたような絶望感と、
自分の喉に手を突っ込んで胃に入ったドロドロの食べ物を掻き出してやりたい気持ちになりました。
「もー!ヤダー!吐けない!!」と喚き散らしたこともありました。
私が看護学校に通っていた今から20年以上前の話なのですが(中退し
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