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神社の屋根に乗ってるアレ

今日の鎮守神社。祝詞奏上中にまた気持ち良い風が吹きました。境内から空を望むと龍雲ぽい雲がいくつも。ところで、神社に行くと建物の屋根に何か乗ってるのに気づきますか?天に伸びてX形になっているのを千木(ちぎ) 横に並ぶ円筒状の木材を鰹木(かつおぎ) といいます。 実はこれ2種類あって、千木と鰹木を見ただけでそこの神様が男性神が女性神かわかるんです。男性神の場合は 千木の先端が地面に垂直に切られていて(外削ぎ)、鰹木の本数が奇数。 女性神の場合は 千木の先端が地面と水平に切られていて(内削ぎ)、鰹木の本数が偶数。 このイラストだと、左が男性神、右が女性神ということですね。しかし、完全にそうなっているかというと、例外的に違う場合もあります。たとえば、今まで女性神だったのに、途中から男性神に代わってしまったような場合。何百年、何千年という神社の歴史では、神様が入れ替わるなんてことはけっこうありましたからね。時の権力者が変わると、神社の神様が簡単に変わっちゃう時代もありました。この千木と鰹木は古来、天皇の宮殿と神社にのみ許された装飾です。千木は風除け、鰹木は重しという実用性もありますが「千木は神様が降りてくるアンテナ」と語る神職の方もいらっしゃいます。個人的には、実用面よりもアンテナ説の方が、なんとなく夢があっていいなあなんておもっちゃいます。今後、神社にお邪魔したときには屋根に注目すると面白いかもしれませんね。
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