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閑話休題 ウクライナ侵攻に関する考察

ここのところ、ちょっと難い話ばかりだったから、少し角度を変えた話を。とは言っても、歴史を売りにしているので、それに因んで。ウクライナとロシアの戦争は、ウクライナ側の反撃が顕著です。ロシアが占領した地域を徐々に奪還し始めました。兵力不足を認識したロシアは、予備役として市民から実質的に徴兵を行うようですが、ロシア人の逃亡や拒否が相次いでいます。このニュースに接していますが、いくつかの歴史的視点での検証が抜けているようなので、少し付け加えます。なぜ、逃亡や拒否が相次いでいるのか。これは日本人にはわかりにくいと思いますが、ロシア人の中には第二次世界大戦の時の独ソ戦が共通認識になっているからでしょう。この独ソ戦ですが、当時のソ連(現在のロシア)の犠牲者は2700万人あまりに及んだ悲惨な戦いでした。そして、この犠牲者の中には、予備役上がりの若い兵士も多くいました。ソ連は意図的に若い経験不足の兵士を前線に出して、ドイツ軍にぶつけました。狙いは正規兵の温存です。そして、戦争の末にドイツ軍に降伏したソ連の捕虜の大部分も死にました。冬の到来で、ドイツ軍自体の補給も厳しい中、捕虜に食べさせる食料は少なく、多くのソ連の捕虜が飢えと寒さで亡くなりました。この2つを知っているので、進んでも死、降伏しても死 と感じるのでしょう。そりゃ、逃げるよねって話です。これから冬に向かう季節短期決戦を狙ったプーチン大領領の狙いが外れて長期戦になりそうな気配が漂っています。そして、こうした意識を呼び覚ますかのように、ウクライナのナチ化を防ぐ戦いだとプーチン大統領は叫んでいます。我々日本人が認識している以上に、ロシアやウク
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