気になっているけれど、まだ試していないことはありますか。
行ってみたい場所。少しだけ学んでみたいこと。誰かにすすめられたもの。興味はあるのに、「今さらかな」「失敗したら嫌だな」と思って、そのままになっていること。
今週は、そんな小さな好奇心に、少しだけ手を伸ばしてみる空模様です。
まずは、少しだけ味見してみる
6月6日は「梅の日」です。天文14年、現在の暦で1545年6月6日に、京都・賀茂神社の例祭で梅が献上された故事と、梅の収穫が本格化する時期に由来します。紀州梅の会が2006年に日本記念日協会へ申請し、登録された記念日です。
青梅は、そのままでは食べられません。
洗って、へたを取り、塩や氷砂糖に預ける。すぐにはおいしさにならないものを、時間の中でゆっくり変えていく。今週のヒューマンデザインの流れは、この梅仕事によく似ています。
太陽は35番ゲートに入ります。
35番ゲートは、経験を通して学ぶゲートです。今回のテーマとしては、「サンプルコレクター」。味見、毒見、つまみ食いのように、まず少し触れてみる、やってみる、試してみる力です。
失敗も、あとから宝になる
さらに今週は、36番ゲートと結ばれ、35-36のチャネルが成立しています。
35-36は、経験のチャネルです。チルリラグリンカードでいえば、「バガボンド(あの経験は結果、宝に)」。好奇心で踏み出したことが、その場ではうまくいかなくても、あとから「あれがあったから」と思えるものへ変わっていく流れです。
この週に大切なのは、最初から正解を選ぼうとしすぎないことです。
行ってみたけれど、思ったほど楽しくなかった。話してみたけれど、少し違和感が残った。試してみたけれど、自分には合わないと分かった。そういう経験も、今週は無駄ではありません。
むしろ、「合わなかった」と分かることも、大事なサンプルです。
意識のクロス2が教えてくれること
インカネーションクロスは、Right Angle Cross of Consciousness 2、意識のクロス2です。35番の「経験へ進む力」に、5番ゲートの「リズム」、63番ゲートの「疑い」、64番ゲートの「記憶の断片」が重なります。
つまり今週は、ただ勢いで飛び出すだけの週ではありません。
試してみる。
感じてみる。
あとで思い返す。
自分の暮らしのリズムへ戻してみる。
その流れの中で、経験が少しずつ意味を持ちはじめます。
ヒューマンデザインでは、太陽のゲートがその時期の大きなテーマを示し、地球のゲートはそのテーマを現実の中で受け止める足場になります。今週は35番の「経験したい」という動きに対して、5番の「自然なリズム」が支えとなります。
気分、人との距離、そして小さな約束
ノードは55番と59番です。
55番は、気分や情緒、豊かさの感覚。59番は、人との距離を近づける力です。今週は、理屈よりも「なんとなく気になる」「誰かと分け合いたい」「この人と話してみたい」という感覚が、次の経験への入口になるかもしれません。
同時に、37-40のチャネルも成立しています。これは、約束や支え合い、家族的なつながりに関わる流れです。梅を漬ける作業を家族で分け合うように、誰かとの小さな約束や役割の中で、関係性があたたかく結ばれ直す場面もありそうです。
ここで大切なのは、無理に人と近づくことではありません。
自分の気分を無視して合わせるのではなく、自然に分け合えるものを少し差し出す。ちょうど、漬けた梅を小皿にのせて「よかったらどうぞ」と出すような距離感です。
最初の一音を、鳴らしてみる
6月6日は「楽器の日」でもあります。全国楽器協会が1970年に制定し、古くから「6歳の6月6日に稽古を始めると上達する」といわれる習わしに由来します。
はじめて鳴らす音は、うまくなくてもいいのです。
最初の一音があるから、次の音が生まれます。最初の一歩があるから、その道が自分に合うかどうか分かります。今週の35番ゲートは、そんな小さな一歩を促してくれます。
全部を変えなくていい。すぐに結論を出さなくていい。少し試して、少し感じて、少し時間を置く。青梅が、時間をかけて梅干しや梅シロップになるように、今週の経験も、あとからあなたの暮らしを支える知恵になるかもしれません。
自分にない感覚が、暮らしのヒントになる
今週は、脾臓センターとルートセンターが空いています。
だからこそ、不安になったとき、急ぎたくなったとき、自分ひとりで答えを出そうとしなくてもいいのかもしれません。
焦っている人のそばに、なぜか落ち着いて段取りを整えられる人がいる。迷っている人の隣に、「それはもう手放しても大丈夫だよ」と静かに言える人がいる。
自分にはない感覚を持つ誰かが、今週の暮らしのヒントをくれることがあります。
35番ゲートは、経験を集めるゲートです。けれど、その経験は、いつも一人きりで味わうものではありません。誰かのひと言、誰かの落ち着き、誰かの直感に助けられて、初めて進める道もあります。
ノードの55番と59番は、気持ちや人との距離をテーマにしています。
今週は、「ひとりで頑張る」よりも、「誰かと分け合う」ことで見えてくる景色があるのかもしれません。
あなたの経験は、どんな知恵に変わるのか
今週の空模様は、足りないところを責めるより、誰かと補い合うことで、新しい経験の扉が開いていく流れです。
梅仕事も同じです。
ひとりでは面倒に思える作業も、台所に誰かがいてくれるだけで、少し楽しくなる。へたを取る手元を見ながら、去年の失敗を笑い合う。塩の加減を教えてもらう。そうして、ただの作業だったものが、あとから思い出したくなる時間
へ変わっていきます。
あなたが今、少しだけ味見してみたいことは何でしょうか。
その寄り道の途中で出会う誰かは、あなたにどんな景色を見せてくれるのでしょうか。
今はまだ酸っぱいその経験も、未来のあなたにとって、大切な宝物になっているかもしれません。
自分の中にある好奇心や、繰り返し起こる感情の波には、チャート上の背景が表れていることがあります。今の経験が、あなたにとってどんな意味を持っているのか。ご自身のヒューマンデザインを手がかりに、一緒に読み解きませんか。