「うちのホームページ、 そろそろ作り直したほうがいいのかな」と感じたことはありませんか。 制作会社からは「3年に一度は見直しを」と言われ、 一方で「ちゃんと表示されているのに直す必要があるの?」という気持ちもある。
この記事では、 ホームページのリニューアルが一般的に何年ごとに必要とされているのか、 そして年数以外に何を判断基準にすべきかを、 初めてサイトを持った方にもわかるように解説します。
一般的な目安は3年から5年
ホームページのリニューアル周期として、 よく言われるのは3年から5年です。
これは根拠のない数字ではなく、 ウェブの技術やデザインの流行、 検索エンジンの評価基準が、 だいたいそのくらいの周期で大きく変わるためです。
たとえば5年前に主流だったデザインは、 今見ると少し古く感じることが多いものです。
角が丸いボタンや余白の取り方、 文字の大きさひとつとっても、 時代とともに「見やすい」の基準は変わっていきます。
訪問者は無意識のうちにその差を感じ取り、 「更新されていない会社なのかな」という印象を持ってしまうことがあります。
ただし、 3年から5年というのはあくまで目安です。
1年で作り直す必要があるサイトもあれば、 7年以上そのままで問題なく機能しているサイトもあります。
大切なのは年数を数えることではなく、 自分のサイトが今どんな状態にあるかを見極めることです。
スマートフォンで見づらくなっていないか
リニューアルを検討すべき最も大きなサインは、 スマートフォンでの表示です。
今では多くの業種で、 ホームページを見に来る人の半分以上がスマートフォンからアクセスしています。 パソコンでは問題なく見えていても、 スマートフォンで開くと文字が小さすぎたり、 横にスクロールしないと読めなかったり、 ボタンが押しにくかったりするサイトはまだ少なくありません。
このような状態を放置すると、 せっかく訪れた人が数秒で離れてしまいます。
さらにGoogleはスマートフォンでの表示を基準にサイトを評価しているため、 検索順位にも悪影響が出ます。 自分のスマートフォンで自社サイトを開いてみて、 少しでも「使いにくい」と感じたなら、 年数に関係なくリニューアルを考えるタイミングです。
情報が古いままになっていないか
サイトに載っている情報が現在の事業内容と合っているかも、 重要な判断基準です。
営業時間や料金、 提供しているサービスの内容、 スタッフの紹介など、 数年経てば変わっている部分は必ずあります。
一部の情報を修正するだけなら、 リニューアルではなく通常の更新で対応できます。
しかし「変わった部分が多すぎて、 どこから直せばいいかわからない」という状態になっているなら、 サイト全体の構成から見直したほうが結果的に早く、 仕上がりもきれいになります。
情報の古さが積み重なってサイトの構造そのものと合わなくなったとき、 それはリニューアルのサインです。
問い合わせや反応が減っていないか
ホームページを持つ目的は、 見た目をきれいにすることではなく、 問い合わせや来店、 購入などの行動につなげることです。
以前は月に何件か問い合わせがあったのに、 最近はほとんど来なくなったという場合、 サイトが役割を果たせなくなっている可能性があります。
もちろん問い合わせが減る理由はサイト以外にもあります。
競合が増えた、 広告をやめた、 季節要因があるなど、 さまざまな事情が考えられます。
それでもアクセス数は変わらないのに問い合わせだけが減っているなら、 サイトの中身が訪問者の期待に応えられていないと考えるのが自然です。
Googleアナリティクスなどの解析ツールを入れていれば、 訪問者がどのページで離脱しているかを確認できるので、 判断の材料になります。
自分で更新できない状態になっていないか
意外と見落とされがちなのが、 サイトの更新のしやすさです。 制作を依頼した会社に頼まないと文章ひとつ変えられない、 当時の担当者が退職して誰も触れなくなった、 使っているシステムが古すぎて更新のたびにエラーが出る。 こうした状態では、
情報を最新に保つこと自体が難しくなります。
更新できないサイトは、 時間が経つほど実態と乖離していきます。 今はWordPressのように、
専門知識がなくても自分で文章や写真を差し替えられる仕組みが一般的です。 「更新したいのにできない」という不満が続いているなら、 更新しやすい仕組みへの作り直しを含めてリニューアルを検討する価値があります。
セキュリティの面で問題が出ていないか
ホームページはインターネット上に公開されている以上、 常に外部からの攻撃を受ける可能性があります。 古いシステムをそのまま使い続けていると、 知られている弱点を突かれてサイトを改ざんされたり、 ウイルスを仕込まれたりする危険が高まります。
特にアドレスが「http://」のままで「https://」になっていないサイトは、 ブラウザに「保護されていない通信」と表示されるため、 訪問者に不安を与えてしまいます。
また、 WordPressなどのシステムを何年も更新していない場合も要注意です。
こうした問題は見た目には現れませんが、 放置すると会社の信用に関わる事態になりかねません。 制作会社に相談して、 今のサイトの安全性を一度確認してもらうことをおすすめします。
事業の方向性が変わったとき
年数や技術的な問題とは別に、 事業そのものが変わったときもリニューアルの良い機会です。
新しいサービスを始めた、 ターゲットとする客層を変えた、 店舗を増やした、 会社のロゴや名前を変えたなど、 事業の軸が動いたときには、 サイトもそれに合わせて作り直すほうが自然です。
古いサイトに新しい内容を無理に足していくと、 全体としてちぐはぐな印象になります。
訪問者にとっては「この会社は何をしている会社なのか」がわかりにくくなり、 せっかくの新しい取り組みも伝わりません。 事業の転換点は、 ホームページを見直す絶好のタイミングだと考えてください。
リニューアルが必要ない場合もある
ここまで判断基準を挙げてきましたが、 すべてのサイトが定期的に作り直す必要があるわけではありません。 スマートフォンで問題なく見られて、 情報も最新で、 問い合わせもきちんと来ていて、 自分で更新もできている。
そういうサイトであれば、 5年経っていても慌てて作り直す必要はありません。
リニューアルにはそれなりの費用と時間がかかります。 「古いから」という理由だけで作り直すと、 費用をかけたのに効果が実感できないという結果になりがちです。
まずは今のサイトに具体的な問題があるかを確認し、 問題が小さいなら部分的な修正で済ませる。
この判断ができるだけでも、 無駄な出費を避けることができます。
まとめ
ホームページのリニューアルは、 一般的には3年から5年が目安とされています。
しかし本当に見るべきなのは年数ではなく、 スマートフォンでの見やすさ、 情報の鮮度、 問い合わせの状況、 更新のしやすさ、 セキュリティ、 そして事業の変化といった具体的なサインです。
自分のサイトをスマートフォンで開き、 訪問者の目線で眺めてみてください。
そこで「使いにくい」「古い」「今の会社と違う」と感じることがあれば、 それがリニューアルを考え始める合図です。
逆に特に問題を感じないなら、 今のサイトを大切に育てていくのも立派な選択です。 判断に迷ったときは、 制作会社や詳しい人に現状を診断してもらうと、 何を直すべきかがはっきりします。