お問い合わせフォームに迷惑メールが大量に届く|効く順の対策と、やってはいけないこと

お問い合わせフォームに迷惑メールが大量に届く|効く順の対策と、やってはいけないこと

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IT・テクノロジー
「フォームから、英語の迷惑メールが毎日何十件も届く」

本当に困るのは、件数よりも、その中にまぎれた大切な1通を見落とすことです。
迷惑メールを消すのに慣れてくると、その勢いで大事な連絡まで消してしまうことがよくあります。

対策の順番を誤ると、迷惑メールより先に、お客様からの連絡が減ってしまいます。
この記事では、効き目と手間のバランスがよい順にまとめました。

■なぜフォームに迷惑メールが来るのか


送っているのは、ほとんどが人ではなく自動のプログラムです。
ネット上のページを見て回り、入力欄があれば手当たりしだいに書き込んでいきます。

御社が名指しで狙われたのではなく、フォームを置いているから順番に回ってきた、というだけのことです。
小さな会社のサイトでも、公開している以上は届きます。

■効く順に4つの対策


1. reCAPTCHA(リキャプチャ)を入れる。
Googleが提供している、人かプログラムかを見分ける仕組みです。
今の主流の「v3」は、画像を選ばせたりせず、裏側で怪しい送信だけを弾きます。
入力する人の手間が増えないのが利点で、Contact Form 7など主なフォームのプラグインが対応しています。
無料で使える回数には上限があり、近年見直されています。アクセスの多いサイトは、Googleの案内で今の条件を確かめておきましょう。

2. 隠し入力欄(ハニーポット)を置く。
人には見えない入力欄をフォームに置き、そこに何か書き込まれた送信を弾く仕組みです。
プログラムは欄を全部埋めようとするので、引っかかります。
お客様には何も見えないので、手間を増やさずに足せる対策です。

3. 日本語が含まれない送信を受け付けない。
国内のお客様向けのフォームなら、とても効きます。
自動で送られてくる迷惑メールは、ほとんどが英語などの外国語だからです。
海外からのお問い合わせを受けたい場合は使えないので、商売の形に合わせて判断してください。

4. 本文のURLや、決まった言葉で弾く。
迷惑メールの多くは、本文に外のサイトへのリンクを入れてきます。
リンクを含む送信や、よく来る言葉を含む送信を止める設定もあります。
ただ、正しいお問い合わせまで止めないよう、設定は控えめにしましょう。

なお、迷惑な書き込みを判定する「Akismet」というプラグインもありますが、会社のサイトで使う場合は有料のプランが必要です。

■やってはいけないこと


・フォームをやめて、連絡先を画像で載せる。
迷惑メールは減りますが、お問い合わせはそれ以上に減ります。

・ゆがんだ文字を読ませる古い形式の認証を足す。
読みにくく、送る前に離れてしまう原因になります。

・入力欄を増やして防ごうとする。
プログラムは全部の欄を機械的に埋めるだけで、面倒に感じるのは人のほうです。

・迷惑メール用のフォルダに振り分けて、見ないことにする。
本物が混ざったときに気づけません。

■フォーム以外の入口も確かめる


フォームに手を打っても迷惑な書き込みが続くなら、ほかの入口も点検しましょう。

・コメント欄:「設定」→「ディスカッション」でコメントを許可しない。過去の記事は一括編集で止める。
・トラックバック:同じ画面で受け付けない設定にする。
・ユーザー登録:「設定」→「一般」で「だれでもユーザー登録ができるようにする」のチェックを外す。

知らないユーザーに「管理者」の権限が付いていたら、侵入されたサインかもしれません。
削除する前に、専門家に相談してください。

フォームから送られたものではなく、自分のサーバーから大量のメールが出ている場合も別の問題です。
サーバー会社から「大量送信」の連絡が来たときは、改ざんを疑って早めに相談しましょう。

■届いてしまったものの扱い


・本文のリンクを開かない。
・返信しない(アドレスが使われていると知らせることになります)。
・添付ファイルを開かない。

■対策のあとに確かめること


対策を入れたら、1週間ほど件数を見て、減ったかどうかを確かめます。
あわせて、ご自分で正しいお問い合わせを1通送り、弾かれずに届くかも見ておきましょう。

■よくあるご相談の例


「迷惑メールを止めようと設定を厳しくしたら、お客様からのお問い合わせまで届かなくなった」というケースがよくあります。
設定を1つずつ戻しながらテスト送信をすると、どの設定が原因かが分かることが多いです。

■自分で確かめるチェックリスト


・フォームにreCAPTCHAなどの見分ける仕組みが入っている。
・対策のあとに、テスト送信で正しく届くことを確かめた。
・使っていないコメント欄やユーザー登録を閉じている。
・知らない管理者のユーザーがいない。

■よくある質問


Q. reCAPTCHAを入れたら、お客様の手間は増えますか?
A. v3なら、画像を選ぶなどの操作はありません。画面の隅に小さなマークが出るだけです。

Q. 迷惑メールをゼロにできますか?
A. ゼロは難しいですが、多くは大きく減らせます。残った分は、上の4つを組み合わせて減らしていきます。

Q. 迷惑メールが来るのは、サイトが危ないからですか?
A. フォームを公開していれば、どのサイトにも届きます。それだけで侵入されたわけではありません。

■設定をお任せになりたい方へ


reCAPTCHAの設定や、コメント欄・ユーザー登録の見直しなど、フォームまわりの設定をお受けしています。
作業前にバックアップを取り、何をしたかを分かる言葉でご報告します。

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