「フォームから、英語の迷惑メールが毎日何十件も届く」
本当に困るのは、件数よりも、その中にまぎれた大切な1通を見落とすことです。
迷惑メールを消すのに慣れてくると、その勢いで大事な連絡まで消してしまう。
実際にそうした話を何度もうかがっています。
対策を選ぶ順番を誤ると、迷惑メールより先に、お客様からの連絡が減ってしまいます。
この記事では、効き目と手間のバランスがよい順にまとめました。
■なぜフォームに迷惑メールが来るのか
送っているのは、ほとんどが人ではなく自動のプログラムです。
ネット上のページを自動で見て回り、入力欄があれば手当たりしだいに書き込んでいきます。
御社が名指しで狙われたのではなく、フォームを置いているから順番に回ってきた、というだけのことです。
小さな会社のサイトでも、公開している以上は等しく届きます。
■効く順に3つの対策
1. reCAPTCHA(リキャプチャ)を入れる
Googleが無料で提供している、人かプログラムかを見分ける仕組みです。
今の主流の「v3」は、画像を選ばせたりチェックを入れさせたりせず、裏側で怪しい送信だけを弾きます。
入力する人の手間が増えないのに、効き目が大きいのが利点です。
Contact Form 7など、主なフォームのプラグインが対応しています。
2. 日本語が含まれない送信を受け付けない
国内のお客様向けのフォームなら、とても効きます。
自動で送られてくる迷惑メールは、ほとんどが英語などの外国語だからです。
海外からのお問い合わせを受けたい場合は使えないので、商売の形に合わせて判断してください。
3. 入力欄を増やしすぎない
意外かもしれませんが、項目を増やしても迷惑メールは減りません。
プログラムは全部の欄を機械的に埋めるだけで、面倒に感じるのは人のほうだけです。
■やってはいけないこと
・フォームをやめて、メールアドレスの画像を載せる
迷惑メールは減りますが、お問い合わせはそれ以上に減ります。
・ゆがんだ文字を読ませる古い形式の認証を足す
読みにくく、送る前に離れてしまう原因になります。
・迷惑メール用のフォルダに振り分けて、見ないことにする
本物が混ざったときに気づけません。
■フォーム以外の入口も確かめる
フォームに手を打っても迷惑な書き込みが続くなら、ほかの入口も点検しましょう。
会社のサイトでは使っていないのに、開いたままになっていることがよくあります。
・コメント欄:「設定」→「ディスカッション」でコメントを許可しない。過去の記事は一括編集で止める
・トラックバック:同じ画面で受け付けない設定に
・ユーザー登録:「設定」→「一般」で「だれでもユーザー登録ができるようにする」のチェックを外す
知らないユーザーに「管理者」の権限が付いていたら、それはいたずらの登録ではなく、侵入されたサインかもしれません。
削除する前に、専門家に相談してください。
■届いてしまったものの扱い
・本文のリンクを開かない
・返信しない(アドレスが使われていると知らせることになります)
・添付ファイルを開かない
■設定をお任せになりたい方へ
reCAPTCHAの設定や、コメント欄・ユーザー登録の見直しなど、フォームまわりの設定をお受けしています。
作業前にバックアップを取り、何をしたかを分かる言葉でご報告します。
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