映像をクラウドに上げない。家のネットワークで動くAI防犯カメラ「Aira Cam」を作りました

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IT・テクノロジー
見守りの仕組み(歩行記録とLINE)を自作してきた流れで、次に手をつけたのが防犯カメラでした。名前は「Aira Cam」。いま実際に、自分の家のネットワークで動いていて、カメラは庭と玄関に置いています。

なぜ作ったか

市販の防犯カメラを調べていて、引っかかった点が4つありました。

・通知が多すぎる:風、影、車のライト、小さな動き。何でも反応して通知が来続けると、大事な通知まで見逃します

・映像がどこに保存されるか:外部のクラウドに映像が上がり続ける形に、少し抵抗がありました

・手持ちのカメラのアプリが不安だった:中華製のアプリで、広告も入るし、映像がどこへ送られているのかも分からず、セキュリティ的にかなり不安でした

・既製品では足りない場所がある:玄関、駐車場、裏口など、見たい場所や見たい角度は家ごとに違います

「置いただけでは安心にならない。必要な時に気づけて、すぐ確認できること」。そこを作り直したのがAira Camです。

何ができるか

・人物だけに近づけるAI検知:動きの検知と人物AIを組み合わせて判定します。ただの明暗変化や小さな揺れだけでは通知しにくい構成です

・素早い通知:人物を検知したら、パソコンとスマホ(携帯)の両方に通知が届きます。そこからライブ画面を開いて、その場で状況を確認できます

・2画面のライブ確認:入口と足元、玄関と駐車場など、見たい角度を分けた2画面表示に対応しています

・ローカル録画+検知前の保存:検知してから録り始めるのではなく、直前の映像も含めてMP4で保存します。あとで「どういう流れだったか」が分かります

・24時間録画:カメラ本体のSDカード(256GB)に常時録画していて、かなり長期間分を残せます

・家のネットワークで運用:外部クラウドへ常時アップロードする前提ではなく、自宅ネットワーク内を中心にした運用です。録画の置き場所が自分で分かります

・スマホで見やすい変換:保存した映像は、スマホで開きやすい軽量MP4も用意できます

正直ポイント:できないこと・まだの所

・検知の中心は「人物」だけです。車両やペットを分けて検知するのは対象外で、今後の拡張候補です

・設置したら終わり、ではありません。夜の暗さ、雨、車のライトなどで誤反応が出るので、場所ごとに検知の調整が必要です

・完成品の市販カメラのような「買ってすぐ誰でも使える」ものではありません。家ごとに構成を合わせる前提の仕組みです

どう動くか(仕組みの概要)

中身は、ローカルで動く小さな監視システムです。

1. カメラ(RTSPで映像を取り出せるもの)の映像を受け取る

2. 人物検出モデルで「人が映っているか」を判定する

3. 検知したらパソコンとスマホへ通知し、通知からローカルWebのライブ画面を開ける

4. 検知前の映像も含めてMP4でローカルに保存し、検知ログも残す

5. 画質・フレームレート・録画秒数は調整できる

外部に公開する前提ではなく、「必要な人だけが見られる形」を優先しています。すでに家にあるカメラも、映像を取り出せるタイプなら使える場合があります。

使ってみて分かったこと

・敵は「映らないこと」より「通知が多すぎること」でした。人物に絞るだけで、通知を開く気持ちが続きます

・検知前の数秒が残ると、状況の流れが読めます。「誰かが映った」だけと「どこから来てどう動いた」では、安心感が違います

・イベントごとに残すと、あとから探しやすい。24時間分を早送りで探す作業がなくなりました

・調整は運用しながら。夜間・雨・ライトの反射など、実際に動かして初めて出る誤反応があり、少しずつ直しています

事業としても、AI防犯カメラ構築の取り組みとして進めています。まずは自分の家で回して、正直な記録を残していきます。

おわりに

みなさんの家の防犯カメラ、通知が来すぎて見なくなっていませんか?「録画はあるけど、結局確認していない」という方、よければコメントで教えてください。
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