毎月のExcel集計、データの転記、売上比較、報告資料の作成。
「先月も同じことをやったな……」
「この作業、もっと簡単にならないかな?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
最近は、ChatGPTなどの生成AIを使って、仕事の進め方を見直す人も増えています。
でも、こんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
生成AIで本当に仕事を自動化できるの?
Excelの集計も自動化できる?
プログラミングを知らなくても始められる?
ChatGPTに何をお願いすればいい?
自分の仕事に合った仕組みを作れる?
実は、最初から専門知識を持っている必要はありません。
大切なのは、「こんなことができたらいいな」というアイデアを、少しずつ具体的にしていくことです。
今回は、AI初心者の方に向けて、生成AIを活用した業務効率化の考え方と、Excel作業の自動化に向けた5つのステップをご紹介します。
STEP1|毎月繰り返している仕事を見つける
最初にすることは、自動化できそうな作業を探すことです。
例えば、こんな仕事はありませんか?
・毎月、複数のExcelファイルを開いて集計する
・商品別の売上や数量をまとめる
・前年と今年の実績を比較する
・集計結果を報告資料に転記する
・同じ形式の日報や月報を作成する
こうした作業の中には、決まった手順をパソコンに任せられるものがあります。
最初からすべてを自動化する必要はありません。
まずは、毎回同じ手順で行っている作業を一つ見つけましょう。
STEP2|ChatGPTに「困っていること」を相談する
「自動化したいけれど、何から始めればいいかわからない」
そんな場合は、ChatGPTなどの生成AIに相談してみましょう。
例えば、次の文章をそのまま入力してみてください。
【AIへの相談例】
「毎月Excelで売上を集計しています。同じ作業を繰り返しているので、業務を効率化したいです。どの作業を自動化できそうか、一緒に考えてください。私はプログラミング初心者です。必要なことを一つずつ質問してください。」
これだけでも、相談を始められます。
AIが質問してくれたら、自分の仕事内容をわかる範囲で答えていきます。
最初から完璧な説明をする必要はありません。
STEP3|やりたいことを具体的にする
例えば、最初の希望が、
「Excel集計を楽にしたい」
だったとします。
AIと会話を進めることで、次のように整理できるかもしれません。
最初の希望
Excelの作業を楽にしたい
↓
現在の仕事内容
毎月、複数のExcelファイルから商品別の売上を集計している
↓
自動化したいこと
ファイルを選ぶだけで、月別・商品別の集計表を作りたい
↓
さらに実現したいこと
前年との比較や増減率の計算も行いたい
↓
将来の応用
集計結果から報告文の下書きまで作れたら便利
このように、最初は曖昧だったアイデアも、少しずつ具体的にできます。
ここで重要なのは、AIにすべてを丸投げするのではなく、AIと一緒に仕様を決めることです。
STEP4|小さな自動化から試してみる
自動化する内容が決まったら、次は小さな試作品を考えます。
例えば、Excelの売上集計なら、
指定したExcelファイルを読み込む
商品別の売上を集計する
結果を別のExcelファイルに保存する
という処理から始められます。
このような決まった処理には、Pythonというプログラミング言語を利用する方法があります。
Pythonは、Excelデータの読み込みや集計など、繰り返し作業の自動化に利用できる仕組みです。
「Pythonなんて難しそう……」
そう感じるかもしれません。
しかし、生成AIに処理内容を説明し、プログラムの作成や修正を手伝ってもらうこともできます。
ただし、AIが作ったプログラムが必ず正しく動くわけではありません。
使用するパソコンの環境やExcelファイルの形式によっては、調整が必要です。
まずは架空のデータで試すことをおすすめします。
STEP5|結果を確認し、少しずつ改善する
自動化で最も大切なのは、実行できることだけではありません。
正しい結果が得られることです。
例えば、売上集計を自動化した場合は、
・元のExcelと集計結果が一致しているか
・空欄や入力ミスを適切に扱えているか
・前年との比較が正しく計算されているか
・処理できなかったデータが残っていないか
などを確認します。
特に売上金額や数量などは、人による確認が必要です。
また、会社の機密情報や顧客情報を、許可なく外部の生成AIに入力しないよう注意してください。
最初は小さな処理から始め、確認と修正を繰り返すことが大切です。
生成AIは「答えを出す道具」だけではありません
ここまで紹介した5つのステップで、最初から難しいプログラミングをする必要はありません。
まずは、
「毎月のこの作業、もっと楽にできないかな?」
という疑問をAIに相談することから始められます。
生成AIは、文章を作ったり質問に答えたりするだけでなく、やりたいことを整理し、実現方法を一緒に考えるための道具としても活用できます。
そして、繰り返し行う処理をPythonなどで自動化することで、AIとの相談を実際の業務改善につなげられる可能性があります。
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『その仕事、実行ボタンひとつに。あなたのアイデアを、形に。繰り返す作業を、自動化に。』
この教材では、Excelの集計・比較・報告作業などを題材に、Pythonによる自動処理とAIの活用方法を学べます。
また、決められた作業を実行するだけでなく、「こんなことができたらいいな」というアイデアを整理し、自分の仕事への応用を考えるためのヒントも紹介しています。
すべての業務がそのまま自動化できるわけではありませんが、業務効率化の第一歩を考えるための参考にしていただけます。
まずは、あなたの仕事の中にある「毎回同じことをしている作業」を一つ見つけてみませんか?
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