創作におけるモチーフとは?見つけ方と作り方を紹介

創作におけるモチーフとは?見つけ方と作り方を紹介

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小説
創作について考えていると『モチーフ』という言葉を目にすることがある。それは、小説や物語だけにかぎらず、絵画や映画、音楽など、さまざまな表現で使われるとは知っている。しかし『テーマとは何が違うのか』と聞かれると、答えを窮する人もいるかもしれない。
この記事では、モチーフの基本的な意味から、テーマとの違い、筆者にとってのモチーフの捉え方について整理していく。

創作におけるモチーフとは

創作におけるモチーフとは、作品を考えたり、表現したりするための題材や要素のことである。
モチーフには、大きく次の二つの役割がある。
物語を発想するきっかけになる
作品の中で意味を持つ
例えば『時計』をモチーフにした場合、時計を使ったタイムトラベルの物語や、思い出の時計の話など、さまざまな方向に発想することができる。
一方で、タイムトラベル物語も、思い出の話も、時計でなくてはいけない理由はない。そのため、作中で『時計』というモチーフにどのような意味を持たせるかが重要となる。

モチーフとテーマの違い

モチーフは簡単に言うと、作品を『どんな素材で描く』のかに答える材料である。一方で、テーマは作品で『何を伝えたいのか』を示す旗印である。
例えば、前述の『時計』というモチーフに『過去との向き合い方』というテーマを乗せてみよう。すると、自ずと主人公の過去を深く掘り下げる必要が出てくる。
このように、創作におけるモチーフとテーマは、発想を広げ、深掘りし、作品の意味を具体化する道具と言えるだろう。

創作モチーフの見つけ方

創作モチーフは、決して珍しいもの、印象の強いものだけではない。むしろ、日常で目にする部分からの方が多くの候補が見つけられる。
例えば、昼間に空を見て、白い月が見えたとしよう。この時に、白い月が――
「どう思っているのか?」
「誰が白い月を見ているのか?」
など、いろいろと膨らますことができる。そのため少しでも気になった単語を見つけたら、メモに残しておくと、時間を置いて創作モチーフとなることも少なくない。
その上で、伝えたいテーマ、描いてみたい場面、心が躍る設定などと組み合わせると、いくつもの物語を自然と作ることができると考えられる。

創作モチーフの作り方

モチーフは、特別なものを生み出す必要はなく、身近な物や出来事、経験、気持ちなどから候補を作ることができる。
私が用いている方法は次の通りである。
1. 見つける(拾う)(※詳細は前項より)
身近にある物、風景、関係性などから単語レベルで拾う。
(例:時計、夜空、三角関係etc.)
2. 広げる
見つけたモチーフ(断片)に関する出来事を考える。
(例:擬人化する、誰かが見るetc.)
3. 深掘りする
広がったモチーフ(飽和)に理由や感情を乗せる。
(例:どうしてそうなったのか、どう思っているのか)
というステップを踏むと、だんだんと具体化していくと考えられる。その他にも『自分の経験から印象に残ったものを拾う』ケースや、『二つ以上の要素を組み合わせる』『普通の物に特別な条件を加える』など、いろいろな考え方がある。
そこで、上記はあくまで一例として、あなた自身に合った方法を模索すると、核を持ったオリジナルの物語の材料になると期待できる。

まとめ

今回は創作モチーフについて、一般的に言われていることを踏まえながら、私自身の方法を紹介した。
創作モチーフは決して特別な何かではない。むしろ、ありふれた日常にこそ無数に落ちているものだと、私は考えている。
そこで、みなさんも難しく考えずに、視線を上げて、言葉を拾ってみてはいかがだろうか?
すると、あなたにしか書けない、あなただけの作品に仕上がるから。
以上

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