まじょさんと、いつもの白猫。#03|ちょっとだけ、こわい

まじょさんと、いつもの白猫。#03|ちょっとだけ、こわい

記事
コラム
「やってみたいんだけどさ」

まじょさんが言った。


白猫は、

いつもの場所で

ころんとしている。


(^ ー ﻌ ー ^)


「ちょっとだけ、

こわいんだよね」


やってみたい。

行ってみたい。

伝えてみたい。


心はちゃんと、

そっちを向いている。


それなのに、

いざ一歩を踏み出そうとすると

胸のあたりが

きゅっとする。


まじょさんは、

白猫のとなりに座った。


「こわくても、

やってみたいんだよね」


(^ ー ﻌ ー ^)


白猫は、

いつもどおり。


何も言わずに

そこにいる。


まじょさんは、

しばらく白猫を見つめてから

ふふっと笑った。


「じゃあ、

ちょっとだけ

やってみよっか」


大きな一歩じゃなくていい。


今日の自分が出せる、

ほんの小さな一歩。


それなら、

なんだか

できそうな気がした。


白猫は、

やっぱり何も言わない。


(^ ー ﻌ ー ^)


そのとなりで、

まじょさんの心だけが

ほんの少し、

前へ動いた。
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