立面図の見方|窓の高さ・屋根の勾配・軒の出から外観をイメージするコツ

立面図の見方|窓の高さ・屋根の勾配・軒の出から外観をイメージするコツ

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間取り図はじっくり見たのに、立面図はさっと眺めただけで終わってしまった。そんな方は少なくないはずです。線だけで描かれた図なので、どこを見れば完成した家の姿につながるのか、つかみにくいのだと思います。

立面図は、見る順番を決めておくと読みやすくなります。4面の向きを確かめ、次に窓の高さと並び、屋根の勾配と軒の出を追う流れです。一級建築士の目線で、それぞれの読み方を紹介します。

立面図は「家を真横から見た図」


立面図は、建物を東西南北の4方向から、それぞれ真正面に見て描いた図です。図面には「南立面図」のように方角が書かれています。「南立面図」は、南側の面を描いた図という意味で使われることが一般的です。

はじめに配置図と見比べて、どの面が道路に向いているのかを確かめましょう。道路側の面は、毎日の帰宅時に目に入り、ご近所からも見られる家の顔です。この1面をまず読み込むと、外観の全体像をつかみやすくなります。

窓の高さと並びを追う


立面図で読み取りやすいのが、窓の高さと並びです。窓の上端や下端の線が横にそろっていると、外観は整って見えやすくなります。反対に高さがばらばらだと、少し落ち着かない印象になることがあります。

ただし、窓の位置は間取りから決まる面も大きいものです。平面図で良さそうに見えた窓が、外から見ると不ぞろいに感じられることもあります。平面図と立面図を並べ、部屋の内側と外側の両方から確かめておくと安心です。

屋根の勾配と軒の出を見る


屋根の傾きは、図面に「4寸勾配」や「4/10」といった形で書かれていることがあります。これは水平に10進むと高さが4上がる傾きを表します。数字が大きいほど傾きは急になり、屋根が外観の中で目立ちやすくなります。

軒の出は、壁より外に張り出した屋根の部分で、立面図では壁の線からのはみ出しとして見えます。軒が深いと壁に影が落ちて陰影が生まれ、浅いとすっきりした印象になりやすい傾向があります。

基礎と床の高さ、全体の高さも確かめる


立面図には、地面の線と建物の高さも描かれています。地面から1階の床までの高さが分かると、玄関前に何段くらいの段差ができそうか想像しやすくなります。

建物全体の高さは、周囲の家との釣り合いを考える手がかりになります。図面に寸法が見当たらないときは、設計者に聞いてみましょう。隣の家との高さの関係まで分かると、道路から見たときの印象がつかみやすくなります。

立面図だけでは奥行きが分かりにくい


立面図の弱点は、奥行きが表れないことです。手前に出ている壁も奥に引っ込んでいる壁も、同じ平面の上に並んで描かれます。凹凸のある家では、実際の陰影や奥行き感を読み取りにくくなります。

また、実際に道路から家を見るときは、真正面より斜めから眺めることのほうが多いものです。2つの面が同時に見えるため、1面ずつの図からは想像しにくい印象が生まれます。

まとめ


立面図を読むときは、方角と道路側の面を確かめ、窓の高さと並び、屋根の勾配と軒の出、床や建物の高さへと順に見ていくと整理しやすくなります。奥行きと斜めからの見え方は図だけでは分かりにくいので、配置図や平面図と合わせて考えてみてください。

4面の図を頭の中で組み立てるのが難しいと感じたら、立体にして眺めるのも一つの方法です。ココナラでは、提案された間取りをもとに全部屋の内観パースとウェブ3Dをお作りしています。斜めからの外観も含めて、ご家族で確かめる材料になればと思います。


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