外壁・屋根・玄関ドアの色、組み合わせで迷ったら|3色ルールと比べ方のコツ

外壁・屋根・玄関ドアの色、組み合わせで迷ったら|3色ルールと比べ方のコツ

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外壁の色はやっと決まったのに、屋根や玄関ドアを選ぶ段階でまた迷ってしまう。そんな声は家づくりの打ち合わせでよく耳にします。一つずつ見ればどれも素敵なのに、組み合わせると落ち着かない、ということが起こりやすいからです。

外観の色は、一色ずつではなく「全体で何色に見えるか」で考えると決めやすくなります。ここでは一級建築士として、外壁・屋根・玄関ドアの色を組み合わせるときの基本的な考え方を整理します。

使う色は3色までに抑えるとまとまりやすい

外観の色数が増えると、それぞれが主張しあって雑然とした印象になりがちです。一般的には、外壁の基本色、屋根やサッシなどの引き締め色、玄関ドアなどの差し色の3色程度に抑えると、まとまりが出やすいと言われます。

ここで言う色数には、雨どい・サッシ・換気フードなどの細かな部材も含まれます。小さな部材ほど見落としやすいので、外壁か屋根のどちらかに色を合わせておくと、全体がすっきり見えます。

屋根は外壁より濃い色にすると安定しやすい

屋根を外壁より濃い色にすると、家の上部が引き締まり、どっしりと落ち着いた印象になりやすくなります。反対に、屋根が外壁より明るいと軽やかな雰囲気になりますが、組み合わせによってはぼやけて見えることもあります。

片流れ屋根や勾配のゆるい屋根は、道路からほとんど見えない場合もあります。見える面積が小さいなら、屋根の色より軒裏や破風(はふ)の色のほうが印象を左右することがあるので、立面図でどこまで見えるかを確かめておくと安心です。

玄関ドアは「差し色」として考える

玄関ドアは面積こそ小さいものの、来た人の目が最初に向かう場所です。外壁と同系色にすれば控えめで上品に、木目や濃い色を選べば外観のアクセントになります。

アクセントにする場合は、ドアの色を窓枠や表札、照明器具のどれかと関連づけると、ドアだけが浮いて見えにくくなります。ポーチの床やタイルの色も、ドアのすぐ足もとに来るので一緒に考えておきたいところです。

小さな見本だけで決めないようにする

色見本やカタログの小さなサンプルは、実際の外壁になると明るく鮮やかに見えやすい傾向があります。いわゆる面積効果と呼ばれるもので、屋外の光の下ではさらに印象が変わります。

できれば大きめのサンプルを取り寄せ、屋外で外壁・屋根・ドアの見本を並べて見ると、組み合わせたときの印象がつかみやすくなります。朝と夕方では見え方が違うので、時間を変えて見ることもおすすめです。

A案・B案を並べて比べる

迷ったときは、候補を2〜3案にしぼり、同じ角度の外観で並べて比べるのが近道です。一案ずつ見ているとどれも良く見えてしまいますが、横に並べると「こちらのほうが落ち着く」と感覚の違いがはっきりしてきます。

家族で意見が分かれたときも、並べた絵があれば「どこが好きか」を具体的に話し合えます。色の名前ではなく見た目で比べられるので、言葉の受け取り方のずれも起こりにくくなります。

まとめ

外壁・屋根・玄関ドアの色は、3色程度に抑える、屋根は外壁より濃いめを基本にする、玄関ドアを差し色として考える、の三つを押さえると組み合わせやすくなります。最後は小さな見本ではなく、外観全体で比べて決めることが大切です。

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