屋根の形で家の印象はここまで変わる|切妻・寄棟・片流れの違いと選び方

屋根の形で家の印象はここまで変わる|切妻・寄棟・片流れの違いと選び方

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外観の打ち合わせでは、外壁の色や窓の形に目が向きがちですが、家の第一印象を大きく左右しているのは実は屋根の形です。同じ間取りでも、屋根を変えるだけで、落ち着いた家にも、すっきりとした現代的な家にも見えてきます。

ところが、屋根は平面図にはほとんど表れず、立面図でも一方向ずつしか見られません。そのため、完成して初めて「思っていた雰囲気と違う」と感じる部分になりやすいのです。

ここでは、代表的な屋根の形の特徴と、外観を考えるときに押さえておきたい見方を整理します。先に結論を言うと、屋根は形の好みだけで選ぶのではなく、軒の出や建物の高さとセットで、いくつかの方向から眺めて決めるのがおすすめです。

切妻屋根|昔ながらの安心感がある形

切妻(きりづま)屋根は、本を開いて伏せたような、二つの斜面が山形に合わさった形です。日本の住宅で広く使われてきた形で、見る人に「家らしい」安心感を与えます。

構造が比較的シンプルで、雨水が流れやすいのも特徴です。妻側(三角形が見える面)と平側(屋根の斜面が見える面)で外観の印象が大きく変わるため、道路からどちらの面が見えるかを意識して向きを決めると、家の表情を整えやすくなります。

寄棟屋根|どの方向から見ても落ち着いた印象

寄棟(よせむね)屋根は、四方向に斜面がある形です。どの面から見ても屋根の軒先が水平に続くため、重心が低く、どっしりと落ち着いた印象になります。

四方に軒があるので、外壁が雨や日差しを受けにくいという面もあります。一方で、屋根の上の面積が分かれるため、太陽光パネルを広く載せたい場合には、載せ方を事前に確かめておくとよいでしょう。

片流れ屋根|すっきりとした現代的な印象

片流れ屋根は、一方向にだけ傾いた一枚の斜面の屋根です。シンプルな形のため、外観がすっきりと現代的に見えます。南向きの大きな斜面をつくれば、太陽光パネルを載せやすいという利点もあります。

ただし、屋根の高い側の外壁は背が高くなり、見る方向によって印象がかなり変わります。高い側を道路に向けるか、低い側を向けるかで、家の見え方は別物と言ってよいほど違ってきます。

軒の出で外観の陰影が変わる

同じ屋根の形でも、軒(のき)をどれだけ外壁から出すかで印象は変わります。軒が深いと外壁に影が落ち、落ち着いた和の雰囲気や重厚感が出ます。軒をほとんど出さない形は、箱のようなシャープな外観になります。

軒の出は見た目だけでなく、夏の日差しをさえぎる、外壁や窓を雨から守るといった役割もあります。

平屋と2階建てで屋根の見え方は違う

平屋は建物が低いぶん、道路から屋根面がよく見えます。屋根の形や色、勾配がそのまま外観の主役になると考えてよいでしょう。

2階建てでは、近くから見上げると屋根はあまり見えず、外壁の割合が大きくなります。その代わり、少し離れた場所から見たときの全体のシルエットに屋根の形が効いてきます。

まとめ

屋根は、切妻・寄棟・片流れといった形ごとに印象が大きく違い、さらに軒の出や向き、平屋か2階建てかによっても見え方が変わります。立面図だけで判断するのは難しいため、道路から、庭から、少し離れた場所から、と複数の角度で眺めて比べてみることが大切です。

屋根の形を何案かで比べたいときは、立体の絵にすると違いがつかみやすくなります。間取り図から外観と内観の3Dパースを作るサービスをココナラに出しているので、外観を決める前の確認方法の一つとして思い出していただけたらうれしいです。


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