収納は「量」より「場所」で決まる|図面で確かめたい4つのポイント

収納は「量」より「場所」で決まる|図面で確かめたい4つのポイント

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「収納はたっぷり欲しい」と伝えて間取りを作ってもらったのに、住んでみると出しっぱなしの物が減らない。そんな話を家づくりの場面でよく耳にします。原因の多くは、収納の量が足りないことではなく、置き場所と使う場所が離れていることにあります。

収納は、面積を増やすほど片づく、というものではありません。「どこで使う物を、どこにしまうか」が決まっていれば、広さはそれほど大きくなくても暮らしは回ります。

ここでは、間取り図を見ながら収納をチェックするときに、見ておきたい4つのポイントを順に整理します。

使う場所の近くにあるか

物は、使う場所の近くに戻し場所があると自然と片づきます。たとえば掃除機はリビングの近く、タオルや下着は洗面脱衣室、コートや傘は玄関まわり、といった具合です。

図面を見るときは、収納の記号を一つずつ指さしながら「ここには何を入れるか」を書き込んでみてください。入れる物が思いつかない収納は、位置が合っていない可能性があります。逆に、入れたい物はあるのに近くに収納がない場所も見えてきます。

奥行きが深すぎないか

収納は広いほど良いと思われがちですが、奥行きが深すぎると、奥の物が取り出しにくくなり、手前だけを使うことになりがちです。衣類をハンガーで掛けるなら奥行き60cm前後、本や日用品の棚なら30〜45cm程度が目安とされています。

図面上で収納の内寸を確かめ、入れる物に対して深すぎないかを見ておきましょう。深い収納は、ウォークインにして中に通路をつくるか、押入れのように布団など大きな物の置き場にすると活きてきます。

扉の開き方と手前のスペース

収納の扉が開き戸の場合、扉が開く分だけ手前に空間が必要です。廊下に面した収納で扉が通路をふさぐ、隣の部屋の扉とぶつかる、といったことは図面の段階で防げます。

平面図では、開き戸は円弧の線で、引き戸は壁に沿った線で描かれます。円弧が通路や他の扉と重なっていないか、家具を置く予定の場所にかかっていないかを確かめてください。引き戸や折れ戸にすれば、手前のスペースを小さくできることもあります。

家族それぞれの置き場があるか

片づかない原因として意外に多いのが、「誰の物をどこに置くか」が決まっていないことです。学校の荷物、仕事のかばん、趣味の道具など、家族一人ひとりの持ち物に定位置があると、リビングに物がたまりにくくなります。

図面に家族の名前を書き込み、それぞれの帰宅後の動きをたどってみると、どこに個人用の収納があると便利かが見えてきます。玄関近くの棚、リビングの一角、個室のクローゼットなど、場所は家ごとに違ってかまいません。

収納の中身は図面に描かれない

もう一つ知っておきたいのは、平面図には収納の「枠」は描かれていても、中の棚の段数や高さ、ハンガーパイプの位置までは描かれないことが多い、という点です。

同じ1帖の収納でも、棚の割り方で入る量はずいぶん変わります。打ち合わせでは、棚板の高さや可動棚かどうかも含めて確認しておくと、引き渡し後に「思ったより入らない」という差を小さくできます。

まとめ

収納は、広さを足す前に、使う場所の近くにあるか、奥行きは適切か、扉の開き方に無理はないか、家族それぞれの置き場があるかの4点を図面で確かめることが大切です。中の棚割りまで含めて考えると、同じ面積でも使いやすさは大きく変わります。

収納扉の開き方や手前の余裕は、立体の絵にすると一目で分かることがあります。間取り図をもとに外観と内観の3Dパースを作るサービスをココナラで出品していますので、収納まわりを含めた室内の様子を確かめたいときの選択肢に加えてみてください。


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