「LDK20畳」は広い?|畳数と実際の体感がずれる4つの理由

「LDK20畳」は広い?|畳数と実際の体感がずれる4つの理由

記事
ライフスタイル
「LDK20畳」と聞くと、ゆったりした広い空間を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ところが、完成した部屋に入ってみて「思ったより狭い」と感じるケースは珍しくありません。

先に結論を言うと、畳数はあくまで床面積の数字で、体感の広さは形や家具の置き方、天井や窓でかなり変わります。数字だけで判断せず、中身を分けて見ることが大切です。

今回は、畳数と体感がずれやすい4つの理由を、一級建築士の立場から整理してみます。

1. 部屋の形で広さの感じ方が変わる

同じ20畳でも、正方形に近い部屋と細長い部屋では印象がまったく違います。細長いLDKは奥行きが感じられる一方で、家具の置き場所が限られ、通路が一直線に伸びがちです。

また、L字型のLDKは、どこに立つかで見える範囲が変わります。キッチンから見るとリビングの一部しか見えない、ということもあるので、平面図で形そのものを確かめておきたいところです。

2. キッチンや通路も畳数に含まれている

LDKの畳数には、一般的にキッチンの作業スペースや冷蔵庫置き場、通路部分も含まれています。リビング階段がある場合は、階段まわりが数字に入っていることもあります。

たとえばキッチンまわりで5〜6畳ほど使うと、ダイニングとリビングに使えるのは残りの部分です。「くつろげる場所はどのくらいか」を分けて考えると、実際の広さに近いイメージが持てます。

3. 家具を置いたあとの「有効な広さ」

ソファ、ダイニングテーブル、テレビボード、収納家具を置くと、床が見えている部分はぐっと減ります。人がすれ違う通路には、一般的な目安として80cm前後はほしいところです。

今使っている家具や、新しく買う予定の家具の寸法を図面に書き込んでみると、どこが窮屈になりそうかが見えてきます。

4. 天井の高さと窓で体感が変わる

床面積が同じでも、天井が高い部屋や勾配天井の部屋は広く感じやすくなります。反対に、梁や下がり天井がある部分は、圧迫感が出ることがあります。

窓も大切な要素です。大きな窓から庭や空が見えると、視線が外に抜けて実際の面積以上の広がりを感じられます。逆に、窓の外がすぐ隣家の壁だと、広さの印象は控えめになりがちです。

数字の目安も知っておく

1畳(帖)の広さは、一般的に約1.62㎡が目安とされています。20畳なら約32〜33㎡ほどです。ただし、基準は地域や会社によって違うことがあるので、気になる場合は㎡表記で比べると安心です。

まとめ

「LDK20畳」という数字は、広さを比べる目安としては便利ですが、暮らしやすさまでは教えてくれません。部屋の形、キッチンや通路の分、家具を置いたあとの余白、天井と窓の見え方を分けて確かめると、打ち合わせで何を聞けばよいかがはっきりします。

図面の数字だけでは広さがつかみにくいとき、人の目線から部屋を見てみるのも一つの方法です。私はココナラで、間取り図をもとに全部屋の3Dパースと、スマホで歩き回れるウェブ3Dを作るサービスを出品しています。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す