架空の例で考えます。同じ週の売上が、A店は70万円、B店は60万円。合計だけを見ると、A店の売上が10万円多いと分かります。
では、A店は7日営業、B店は5日営業だったらどうでしょう。営業1日当たりの売上を計算すると、A店は70万円÷7日=10万円、B店は60万円÷5日=12万円です。
合計売上と日販では、見えることが変わります。週次会議では、どちらを見て何を確かめたいかを先にそろえると、数字の話が具体的になります。
合計売上と日販を一緒に見る
週の売上規模や全店への貢献を確認するなら、合計売上が必要です。営業日数の違いも含めて、その週にいくら売れたかを示します。
一方、営業した日の平均を確認するなら、日販も参考になります。ただし、B店の日販が高いという事実だけで、B店の運営が優れているとは判断できません。
平日と土日の構成、営業時間、店舗の立地や規模、来店数、商品構成なども違うかもしれません。日販は平均値なので、曜日別の偏りや繁忙日の集中も見えなくなります。人員や労働時間を考慮していないため、生産性の評価にもそのまま使えません。
前週比較でそろえたい条件
まず、比較する週の範囲を統一します。「月曜から日曜」と「締め日までの7日間」が混ざると、曜日や繁忙日の条件がずれます。税込・税抜の売上基準も合わせます。
次に、営業日数と休業理由を確認します。前週7日、今週5日だった店舗の売上が下がった場合は、日販の変化と、休業した曜日や営業時間も見ます。日数だけで原因を決めず、現場で確かめる事項を残します。
新店や閉店がある週は、集計に含まれる店舗も確認します。全店合計の増減と、両週に共通する店舗の増減を分けると、店舗数の変化を既存店舗の変化と混同しにくくなります。
さらに、各店の目標と実績も照らし合わせます。目標は各店の営業予定や条件に合っているか、達成率や目標差額を確認する際にも、その前提を共有しておきます。
会議では数字から確認事項へ
今回の例なら、「A店の週売上は70万円、B店は60万円。営業日数は7日と5日。日販は10万円と12万円」と、まず事実を並べます。
そのうえで、「B店の休業日はいつか」「A店で欠品や営業時間の変更はあったか」など、必要な確認を絞ります。次回までに確認する内容、担当者、期限を決めて残しておくと、同じ疑問を繰り返す会議を減らせます。
店舗週次会議キットでは、目標・実績・客数(延べ会計件数)・営業日数を入力し、日販や両週共通店舗の前週比を確認できます。前週比の営業日数補正や原因の自動診断は行いません。会議で決めた対応と担当者・期限も記録したい方は、商品ページで内容をご確認ください。