Excelで在庫を自動計算する式|SUMIF1本で残数を出し、月ごとの増減も見る

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- 在庫の数を手で足し引きすると、いつか合わなくなります。記録を1行足すだけで残数が変わるようにしておくと、計算の手間とミスが減ります。
- この記事では、数量に「入庫はプラス、出庫はマイナス」の符号を持たせ、SUMIF1本で残数を出す方法を説明します。続けて、月ごとの増減を出す方法も説明します。
- 入庫と出庫を別の列で足す方法は、別の記事(入出庫の記録と在庫表の2枚)で説明しています。

## 1. 記録シートを作ります
- シート名を「記録」にします。列は4つです。
- A 日付/B 商品コード/C 数量(増減)/D メモ
- 入庫はプラス、出庫はマイナスで入れます(例:入庫50、出庫は-12)。区分の列を作らないので、表記揺れが起きません。
- 日付は「2026/10/1」のように日付の形で入れます。

## 2. 在庫表のシートを作ります
- シート名を「在庫表」にします。列はA 商品コード/B 商品名/C 現在庫の3つです。
- C2に次の式を入れ、下の行へコピーします。

=SUMIF(記録!$B:$B,$A2,記録!$C:$C)

- 意味は「記録のB列が、A2の商品コードと同じ行のC列を全部足す」です。列ごと指定してあるので、記録の行が増えても式を直さずに済みます。

## 3. 入力例で確かめます
- 記録に次の6行を入れます。
  - 10/1 A001 +50/10/3 A001 -12/10/5 A002 +30/11/2 A001 -8/11/4 A002 -5/11/10 A001 +10
- 在庫表の結果は、A001が40、A002が25になります。違っていたら、商品コードの余分なスペースと、数量が文字として入っていないか(左寄せになっていないか)を確かめます。

## 4. 月ごとの増減を出します
- 「今月いくつ動いたか」を見たいときは、記録に作業用の列を1つ足します。
- E列の見出しを「月」にし、E2に次の式を入れて下へコピーします。

=TEXT(A2,"yyyy/mm")

- 在庫表の側に、月を入れる欄を作ります。D1に「2026/10」、E1に「2026/11」と入れます。Excelは「2026/10」と打つと日付に変えてしまうので、先頭に「'」(半角のアポストロフィ)を付けて「'2026/10」と入れ、文字のままにします。
- D2に次の式を入れ、右と下へコピーします。

=SUMIFS(記録!$C:$C,記録!$B:$B,$A2,記録!$E:$E,D$1)

- 日付の範囲を比べる書き方もありますが、大小の記号を使わずに済むので、この方法が壊れにくく、初心者にも読みやすくなります。
- 入力例では、10月はA001が+38、A002が+30、11月はA001が+2、A002が-5になります。

## 5. 数式が合わないときの確認
- 商品コードの前後のスペース:記録の側に余計な空白があると、集計から漏れます。
- 数量が文字になっている:左寄せで表示されます。数値に直します。
- 出庫をプラスで入れた:残数が増えます。符号のルールを一つに決め、入力欄に注意書きを置きます。
- 商品コードの全角と半角のちがい:同じ見た目でも別のものとして数えられます。

## 6. この方法の限界
- 同時に何人もが書き込む、置き場所が複数あるといった場合は、Excelでは崩れやすくなります。やめ時の目安は別の記事で説明しています。

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