「答えより、まず整理したい」人へ

「答えより、まず整理したい」人へ

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コラム
「相談に乗ってほしいけど、アドバイスはいらない」——そう思ったことはありませんか。

私は現在、キャリアや生き方のモヤモヤについて、"一緒に考える壁打ち相手"としてお話をお伺いするサービスを行っています。今日は、その中で大事にしている「進め方」について少し書いてみようと思います。

最初に、答えを探しにいかない

相談というと、専門家が的確なアドバイスをくれる場をイメージする方が多いかもしれません。もちろんそれも一つの形ですが、私のセッションでは、最初の20-25分はアドバイスをせず、ただ丁寧にお話を聞くことに時間を使います。

モヤモヤの正体は、本人が話しているうちに少しずつ輪郭が見えてくることが多いからです。急いで答えを出そうとすると、かえって本当に考えたかったことを素通りしてしまうことがあります。

一緒に言葉にしていく

話を聞いたあとは、出てきた内容を一緒に言葉にしながら整理していきます。「それってつまり、こういうことですか?」と視点を変えて問いかけたり、話の中で繰り返し出てくるキーワードを一緒に拾い上げたり。答えを渡すのではなく、すでにある考えを一緒に取り出していくイメージです。

経歴について少しだけ

金融業界で約25年働いてきました。その中で、社内外を問わず、本当にいろいろな立場・年代・価値観の方とお会いして話をする機会に恵まれてきました。

また、学校の保護者会の運営に携わっていた時期には、会社員や経営者、職人、自営業の方など、普段の仕事では出会わないような多様な業種・立場の方々と肩を並べて活動する経験もしました。肩書が外れた場では、同じ人がまったく違う表情を見せることに、何度も驚かされました。

そうした中で気づいたのは、「聞き方」や「向き合い方」ひとつで、話す側の表情が変わっていくということです。壁打ち相談でも、この経験を活かしながらお話を伺っています。

なかなか仕事に熱くなれない自分にずっと違和感を持っていた時期もありました。ですが保護者会の運営を通じて、大人が肩書を外して本音で話し、驚くほど元気になっていく場面を何度も見てきました。そして、その姿を見ているうちに、気づけば自分自身も元気をもらっていました。今は「名刺なし会」という、対等な仲間と過ごせる場も運営しています。壁打ち相談も、そこで大事にしているスタンスの延長線上にあります。

良いことも、うまくいかなかったことも、分け隔てなく共有しながら一緒に前に進んでいく——そんな関わり方を、これからも大事にしていきたいと思っています。

もし「誰かに話したいけど、周りには話しにくい」「答えより、まず自分の考えを整理したい」と感じることがあれば、お気軽にご相談ください。

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