『映画館に泣きに行ってるのかな』

『映画館に泣きに行ってるのかな』

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コラム
泣くって、どういう時なんだろう。

どんな感情の時なのかな。

悲しいとき。
苦しいとき。
さみしいとき。
つらいとき。
くやしいとき。

うれしいとき。
感動したとき。

こころが一気に動かされたとき。

こんな話になった。

「今までどんな映画観て泣いた?」

そう聞かれて、いろんな映画を思い出していった。

そして、気づいた。

私は、泣ける映画を観て泣いているんじゃないのかもしれない。

人の思いや、温かさに触れたとき。

誰かを思いやる気持ちに触れたとき。

自分にはないもの。

もっていなかったもの。

ずっとほしかったもの。

そんなものを感じたとき、

私は泣いてしまうみたいだ。

だからきっと、

映画の中で誰かが誰かを大切にしている姿を見ると、心が動く。

誰かを守ろうとする気持ち。

失いたくないという気持ち。

もう一度会いたいという気持ち。

信じる気持ち。

言葉にならないほどの優しさ。

そういう「人の気持ち」に触れたとき、

私は、その世界に入り込んでしまう。

だから泣く。

だから笑う。

だから映画が終わったあとは、すごく疲れている。

でも、不思議と心は軽くなっている。

スッキリしている。

私は映画館が好き。

その時間、その世界に入り込むことが好き。

だからこれからも、映画館に行く。

誰かに語るためじゃなく、

私は、私に戻るために。

そして……

もし、いつかまた、

どうしても誰かに語りたくなったら。

そのときは、

止まらなくなるくらい語るから。

そのときは誰か、

聞いてくれたらうれしいな。



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