Shopeeで在庫管理を行っていると、毎日のように在庫数を修正したり、
大量の通知を確認したりすることがあります。
しかし、修正作業や通知確認に時間をかけていても、同じ問題が繰り返し
発生している場合があります。
このようなとき、単純に確認する担当者を増やしても、根本的な解決に
つながるとは限りません。
大切なのは、在庫差異の原因を整理し、同じ問題が再発しない仕組みへ
改善することです。
今回は、在庫差異と通知の多さを見直すための実務手順を紹介します。
1. 在庫差異を原因ごとに分類する
在庫数が合わないときは、原因を整理するところから始めます。
代表的な確認対象は次の4つです。
入荷処理
納品数量と登録数量が合っているか、検品前の商品を販売可能在庫に含めて
いないかを確認します。
出荷処理
注文確保と実際の発送で、在庫を二重に減らしていないか、減算漏れがないかを確認します。
返品・保留処理
返品商品の到着、検品、再販売可能の判断が正しく行われているか確認
します。
SKU対応
社内SKUとShopee側の商品・バリエーションの識別情報が正しく対応
しているか確認します。
原因を確認せずに数量だけを修正すると、翌日も同じ差異が発生する可能性があります。
2. 差異が多い商品を優先して調べる
すべての商品を同じ優先順位で調査する必要はありません。
まず、直近1か月など対象期間を決め、在庫差異が発生したSKUを一覧に
します。
記録したい項目は次のとおりです。
商品SKU
差異の発生日時
差異の数量
差異が発生した工程
修正した理由
対応担当者
再発の有無
そのうえで、差異の発生回数が多い商品と、数量への影響が大きい商品を
分けて確認します。
何度も差異が発生する商品では、SKUの対応や更新経路に継続的な問題が
ないか確認します。
一度だけ大きな差が発生した商品では、入出荷記録や入力ミスなど、
その時点の処理を確認します。
3. 通知を重要度別に整理する
在庫管理で通知が多すぎる場合、何を優先して確認するべきか分かりにくく
なります。
しかし、すべての通知を無効にすると、重大な異常まで見落とす可能性が
あります。
そこで、通知を重要度別に整理します。
優先度の高い通知
欠品のおそれがある商品、販売可能数を超えた出品、誤った数量更新など、
販売に直接影響する可能性がある問題。
当日中に確認する通知
更新結果が未確認の商品、取得データが古い商品、原因が分からない在庫差異など。
定期的に確認する通知
販売への影響が比較的小さく、入力ルールや管理方法の改善で対応する問題
など。
それぞれの通知について、誰が、いつまでに、何を確認するのかを決めます。
重要度の基準は、商品特性や販売量に応じて調整してください。
4. 同じ原因を繰り返さない仕組みを作る
例えば、入荷後の在庫登録漏れが繰り返されている場合、担当者へ注意する
だけでは再発する可能性があります。
そこで、検品完了と在庫登録のタイミングを見直します。
また、出荷時の二重減算が発生している場合は、注文確保と実際の発送の
どちらの処理で在庫を減らすのか、運用を整理します。
SKU対応の間違いが続く場合は、商品名だけで判断せず、販売先の識別情報
まで確認する手順に変更します。
重要なのは、担当者個人の問題として処理するのではなく、入力ルールや確認工程に改善できる点がないか調べることです。
5. 通知を減らした効果を確認する
通知の条件を変更した後は、通知件数が減ったという結果だけで
判断しないようにします。
例えば、通知件数が半分になっても、実際の在庫差異や欠品が減って
いなければ、十分な改善とはいえません。
確認したいのは次の項目です。
在庫差異の発生回数
差異の数量
通知件数
修正作業にかかった時間
欠品や誤更新の発生状況
問題解決までの時間
改善前後で販売数量や取扱SKU数が変わっている場合は、その違いも考慮
します。
また、重大な問題の通知が届かなくなっていないか確認することも必要です。
6. 小さな範囲で改善を試す
在庫管理の運用を変える際は、いきなりすべての商品に新しいルールを適用
する必要はありません。
例えば、差異が繰り返されているSKUを数件選び、原因に応じた改善を実施
します。
その後、翌週や翌月に同じ問題が発生したか、修正にかかる時間が減ったかを確認します。
改善効果を確認できたら、同じ条件の商品へ適用する範囲を検討します。
この方法なら、問題が発生したときも影響する商品を限定しやすくなります。
まとめ|毎日の修正より再発防止を優先する
Shopeeの在庫管理で重要なのは、在庫数を毎日合わせることだけでは
ありません。
なぜ差異が起こるのかを調べ、同じ修正作業を繰り返さない状態を目指すことです。
まずは直近1週間の在庫修正履歴を確認し、原因を入荷、出荷、返品・保留、
SKU対応に分けてみてください。
最も多く発生している原因から一つずつ改善することで、確認作業の負担を
減らせる可能性があります。
※本記事は一般的な在庫管理・業務改善の解説です。
Shopeeの実際の更新仕様や通知機能は、対象市場・店舗・連携サービスに
よって異なります。
最新の公式条件をご確認ください。
※掲載画像はAI生成のイメージです。