ここを出たい、という気持ちが、理由より先に立ち上がってくることがあります。今日は、住む場所を変えたいと思うとき、出生図のどこを見ているのかを、読み方の説明としてお話しします。
■ 逃げたいだけ、とは考えません
はじめにお伝えしたいのは、場所を変えたい気持ちを、現実から目を背けているしるしとして見ていないということです。いまの場所が狭くなってきた方と、もともと移り続けることで形が整う方と、節目に差しかかって住まいのほうに動きが出ている方がいて、同じ願いでも中身がまるで違います。星を読むときは、まずどの型なのかを分けていきます。
■ 円のいちばん下のあたりは、住まいの場所です
出生図を円に描いたとき、生まれた瞬間にいちばん低いところにあった方角は、住まい、家族、根を下ろす感覚を受け持つ場所とされています。
ここに動きの速い星が置かれている方は、ひとつの場所に落ち着き続けることよりも、住まいが移り変わっていくこと自体が自然な形だと読みます。引っ越しの回数が多いのは根気がないからではなく、場所を変えることで自分を整えてきた、という読み方になります。
逆に、ここに重みのある星が置かれている方は、腰を据えるまでに時間をかけます。動きたいと思ってから実際に動くまでが長く、そのあいだ落ち着かない感覚が続きます。
■ 月は、どこにいると安心が満ちるかを示します
次に見るのが月です。月は、何に守られていると感じるかを受け持ちます。
水のそばで安心が満ちる配置、人の行き交う賑やかさのなかで落ち着く配置、静けさと見通しのよさを求める配置があります。いまの住まいがその方の月と合っていないとき、暮らしそのものに不足はないのに、どこか借りものの感覚が残ります。不満はないのに、ここではない気がする、というご相談は、この食い違いとして読むことが多いです。
■ 円の向かい側は、外へ出ていく方角です
住まいを受け持つ場所のちょうど向かい側は、社会に向けて立つ方角とされています。この二つは一本の軸で、片方が動けばもう片方も動きます。
ですから、住む場所を変えたいという願いは、働き方や人との関わりを変えたい気持ちと、ひとつづきで表れることがあります。どちらが先かは、その方によります。
■ 動きやすい時期について
いまの空の星が、住まいを受け持つあたりや、その向かい側に差しかかる頃は、住まいの話が現実の形を取りやすい時期とされています。遠くへ向かう星が通る頃には、距離のある場所に縁ができやすい傾向があります。
ただ、時期が来ていなくても動けますし、時期が来たからといって動かなくてもかまいません。星は背中を押す風の向きを示すもので、行き先を決めるものではないと考えています。
■ おわりに
星の配置は傾向であって、その方の居場所を定めるものではありません。ただ、自分がどこで安心する人なのかが分かると、場所選びの物差しが自分の側に戻ってきます。
ご自身の星の配置が気になる方は、下のメニューからお読みします。