送ろうとして消した下書きが、スマホの中に何通もたまっている。
今日は送っていい日なのか、待つ日なのか。迷っている方へ、算命学が「日」をどう見るのかをお話しします。
■ 日の巡りは、生まれた日の支と組み合わせて読む
命式には年・月・日の三本の柱があります。そこへ毎日、その日の干支が巡ってきて、三本それぞれと関係を結びます。
結ぶ相手によって、話の領域が変わります。生まれ年の支は東方で仕事や公の場、生まれ月の支は中央で立場や家系のこと。そして生まれた日の支は西方——算命学で、配偶者やいちばん近い人を置く場所です。
片思いの連絡のように、近づきたい相手とのやりとりは、この日の支との組み合わせで見ていきます。
日の干支は六十日で一巡し、十二支だけを見れば十二日ごとに同じ支が戻ります。動く日も待つ日も、十二日のリズムで繰り返し巡ってくる、とされます。
■ 架空の美咲さんの、ひと月
1987年10月24日生まれの美咲さん(架空の人物です)で見てみます。生まれた日の支は午(うま)。暦のうえでの一か月、10月8日から11月7日までの三十一日間は、こう分かれます。
結びつきが立つ日が七日。揺れやすい日が七日。この方の天中殺にあたる日が五日(うち二日は結びつきの日と重なります)。そして、どちらも立たない日が十四日です。
結びつきのほうは、10月12日・24日と11月5日が支合(しごう)。強く結びつき、安定と継続をもたらす関係とされます。10月15日・27日と19日・31日は半会(はんかい)で、三つで一組になる支(三合)のうち二つがそろった形。同じ方向を向いて力が集まる関係です。
揺れやすいほうは、10月17日・29日が正反対で強く動く関係(冲)、18日・30日が噛み合いにくい関係(害)、11日・23日と11月4日が自分の内側で揺れる関係(自刑)になります。
この日付になるのは、生まれた日の支が午の方だけです。支が変われば十二日のリズムごとずれるので、「今日は誰にとっても連絡していい日」という一覧は作れません。
■ 天中殺の日は、結びつきより先に見る
順番の話をひとつ。美咲さんは寅卯(とらう)の天中殺なので、寅の日と卯の日が、日の天中殺にあたります。
さきほど半会として挙げた10月19日・31日は、その寅の日です。算命学では天中殺という大枠を先に見て、その枠の中で位相法を読みます。結びつきが重なっていても、現実的な前進や拡大は控えめに出る、とされます。
ですからこの二日は、動く日ではなく「小さく触れる日」。関係の形を決めにいく話は、別の日に置きます。
(10月8日・20日と11月1日は卯の日です。この三日には破(は)という位相も立ちますが、破は位相のなかでは最も軽く、単独では主題にしません。)
■ 「待つ日」は、整える日
揺れやすい日を、連絡してはいけない日とは考えません。やることが違うだけです。
正面からぶつかる日は、止まっていたものを動かす力が出る一方で、揺れも大きくなります。思いの丈を長文で送ると、意図より強く伝わりがちです。
噛み合いにくい日は、確認をひとつ挟む日。「◯日で合ってる?」と、事実だけを短く。
内側で揺れる日は、相手ではなく自分と向き合う日。下書きを書いて、送らずに置いておく。その下書きが、結びつきの日にいちばん効きます。
■ では、何を持ち帰ればいいのか
三つです。「連絡していい日」は全員共通の日付ではなく、生まれた日の支で変わること。ひと月の半分近くは、どちらも立たないふつうの日で、動く日にしか連絡できないわけではないこと。そして待つ日は、整える日だということ。
同じ結びつきの日でも、届く言葉は相手によって変わります。のんびりして楽しいことが好きな人には「今度これ行かない?」のような軽い誘いが、ゆっくり関係を積み上げる人には「来週の◯日はどう?」と日にちを決めた誘いが、理屈で納得したい人には理由から順を追って話すほうが届きやすい、とされます。
(この記事は算命学の理論に基づく参考情報です。的中や効果を保証するものではありません)
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