300商品を移したのに、1商品だけ消えていたら? ECサイト移行の「最後の確認」を考える

300商品を移したのに、1商品だけ消えていたら? ECサイト移行の「最後の確認」を考える

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IT・テクノロジー
300商品を別のネットショップへ移した。
管理画面には「インポート完了」と表示された。
これで作業終了……と言いたいところですが、ちょっと怖いことがあります。

「読み込みが完了した」と「元の商品がすべて正しく移った」は、同じ意味ではないことです。

例えば、こんな移行結果だったらどうでしょう。

移行前:300商品
移行後:300商品

件数は一致。ところが中身を比べると、1商品が抜けていて、別の商品が重複していた。さらに価格が違う商品が1件あった。

これは実案件の話ではなく、確認漏れの怖さを説明するための架空の例です。商品数だけでは見つからない問題がある、という話です。

そこで、小さな検証プログラムを作ってみました。

移行前と移行後の2つの一覧を読み込み、共通のSKU(商品を識別するコード)で対応付け、次の違いを探します。

・移行後に見つからない商品
・移行後にだけ存在する商品
・同じ商品の価格の違い
・同じSKUが複数あるなど、照合自体が危険なデータ

架空データを使った初期検証では、価格の違い、商品の欠落、移行後にだけある商品を区別できました。

ただし、ここには大事な条件があります。

SKUがなかったり、移行前後でコードが変わっていたりすると、どれが同じ商品なのか確定できません。そんなときに名前が似ているだけで「一致」と決めつけるのは危険です。検証プログラムは、識別できないデータを無理に一致扱いしない方針にしています。

また、画像が実際に表示されるか、商品ページが正しく公開されているか、在庫が合っているかまで、この検証で確認したわけではありません。実際のBASE・Shopifyの出力CSVをそのまま取り込む検証も、まだ行っていません。

だからこそ、面白いのは「移行作業を全部自動化すること」より、「作業が終わったと思った後に、見落としを探すこと」かもしれません。

ECサイトの制作や移行を請け負う人なら、納品前に確認が必要な商品を一覧で絞れたら、最後のチェックが少し楽になるはずです。これは現時点では仮説なので、実務で本当に役立つかはこれから確かめます。

ネットショップ以外でも、旧システムから新システムへの台帳移行、商品マスタの入れ替え、価格表の更新など、似た問題はありそうです。

もし「大量のデータを移した後の確認が大変」「これとこれを比べてほしい」という作業があれば、どんな2つのデータを照合したいのか教えてください。実データや個人情報を送る必要はありません。まずは内容だけで、どこまで確認できそうか考えてみます。

※この記事は架空データを使った自主検証の紹介です。実案件の納品実績や、すべての移行結果を保証するものではありません。
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