水底が開くのは、あなたの水面が凪いだ今です
澪です。ひと月の潮見暦と澪標の過ごし方を受け取ってくださった、あなたに向けて書いています。
商品ページのオプションに、ひとつだけ【購入禁止】と書いたものがあります。澪の水底鑑定と水鏡の儀を一緒に受ける、40,000円のセットです。鑑定の商品なのに、買わないでくださいと書いてある。おかしな話だと思います。
それでも私は、この言葉を外しませんでした。今日はその理由と、なぜ今あなたの前で水底が開いているのかをお話しします。
◆ 水の底には、まだ誰にも映っていないものが沈んでいます
水面に映るのは「今」の姿です。お相手の今の気持ちと、お二人の今の段階。そして、この先の流れ。ここまでは、水が静かになれば映ります。
でも水の底には、別のものが沈んでいるんです。お相手の心にずっと前から沈んでいるもの。本人も言葉にしたことのない、気持ちの跡。あの日のあの態度の、本当の理由。そして、お二人の流れがどこから始まっているのかという根っこです。私はそこを、水底(みなそこ)と呼んでいます。
止まって見える巡りの、いちばん深いところです。何が沈んでいるのかは、お一人ずつ違います。そこまで降りて視ると、今まで別々に見えていた出来事が一本の流れとしてつながって映るんです。
水底が映ると、景色が変わると思います。連絡の間隔に揺れていた毎日が、お相手の心の奥を流れるものとして見えてくる。同じひとことが、違う意味を持って聞こえてくるんです。
◆ 急いで降りると、砂が舞い上がります
水の底へ降りるには、順番があるんです。
波立っている水に飛び込むと、底の砂が舞い上がります。濁った水の中では、そこに何が沈んでいても映りません。不安の強い夜に大切な理由を受け取っても、言葉はみんな不安の色に染まって届いてしまうんです。せっかく視えたものが、濁りの中に消えてしまう。私は、それがいちばん悲しいんです。
人の気持ちが入ってきてしまう体質なので、水底で視えたものの重さは私にも分かります。あれは、静かな水の中で受け取ってほしいものなんです。
だから私は、水底の前に【購入禁止】の札を立てました。水辺に立っている「ここから深くなります」の札と同じです。
水鏡の儀も同じ深さにあります。いちばん届けたい願いを1つ伺って、静かな夜に水鏡の前に座ります。水面が凪ぐのを待って、お名前とその願いをそっと映すんです。水面がかすかに動く、その瞬間を私は視ています。水底の理由を抱えたまま祈ると、水に映る願いはいちだんと深くなると私は思っています。
◆ あなたの舟は、もう水底の真上まで来ています
ここからが、いちばんお伝えしたいことです。
商品ページの【購入禁止】は、あなたに向けた言葉ではないんです。
潮見暦で、あなたはこの先の潮の満ち引きを知りました。澪標で、進む先の目印を受け取りました。何も分からないまま揺れていた水面に、もう目印が立っています。澪というのは、水が深く流れて舟が通っていける道のことです。あなたはその道を、ここまでちゃんと進んでこられたんです。澪標は、舟が深い水へ入っていくための目印です。あの2通を受け取ったときから、舟はもう深いほうを向いていたのだと思います。
読み終えたとき、「でもお相手はどうしてそうするのだろう」と思われませんでしたか。その問いが浮かぶのは、水面が凪いできた方なんです。波立っているうちは「いつ」「どうすれば」しか浮かんでこないからです。
そしてもうひとつ、私はもうあなたの水面を視ています。どんな流れの中にいて、どこで波立ちやすくて何を願っておられるのか。水は、一度映した人のことを覚えているんです。だから水底へ降りるときに、迷わずあなたのところへ降りていけます。
札を立てたのは私で、札を外せるのも私です。あなたの水面は、今ちゃんと凪いでいます。だから水底は、ここまで一緒に視てきたあなたの前で開いているんです。札は、もうありません。
◆ そのときが来ているかは、心が知っています
澪の水底鑑定(約8,000字)と、水鏡の儀(祈りとお手紙)を一緒にお届けします。40,000円です。
ここまで読んで胸の奥で何かが静かに動いたなら、それはあなたの水面からの返事だと思います。お手続きは、【購入禁止】と書いてあるオプションをそのまま選んでいただいて大丈夫です。あなたには、そのために開けてあります。
ここに書ききれないこともあると思います。「今の私に受けるときが来ているのか」「片方だけならどちらがいいのか」。そういうことは、トークルームでそのまま聞いてください。水面を視ながら、お答えします。
あなたの心が少しずつ凪いで、進みたい方へ流れが向いていきますように。
ここで静かに視ていますので、いつでも戻ってきてください。
澪