夫が定年を迎えて半年、家にいるのに、ふたりで出かけていないあなたへ

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夫が定年になってから半年、家にいる時間はずいぶん増えたのに、ふたりで外に出たのがいつだったか、すぐには思い出せない。そういう家は、案外多いのではないかと思っています。

何も言わない人だと思っていた夫が、テレビに向かってぼそっと「温室か、いいな」と言う。それを聞いていたのがあなただけだった、というところから動き出す半年を、物語にしました。

サンプルの物語です。あなたの分は、あなたからの答えをもとに、あなたの半年を霊視して書きます。

水曜日の午後、あなたは夫と、駅から少し歩いたところにある植物園の温室に来ています。夫が定年を迎えてから半年。家で顔を合わせる時間は増えたのに、ふたりで出かけるのは久しぶりです。きっかけは、夫がテレビに向かってぽつりと言った「温室か、いいな」の一言でした。あなたはその日のうちに入場券を調べて、翌週の水曜日に決めました。

大きなヤシの葉の下を、あなたは夫の腕に手を通してゆっくり歩きます。「これ、玄関にあった鉢と同じじゃない?」とあなたが指をさすと、夫は眼鏡を直して葉をのぞき込み、「あれは、おれが枯らしたやつだ」と言って笑います。あなたも笑います。毎朝ていねいに水をやりすぎて枯らしたのは、夫でした。

帰りのバスで夫はめずらしく黙っていて、降りる間際に「来月も来ようか」と言います。あなたは「ええ」とだけ答えて、窓の外を見るふりをして笑います。それからは、月に一度の水曜日が、いつのまにかふたりの約束になります。夫は温室の売店で小さな鉢をひとつ買って帰り、窓辺に置いて、あなたが起きるより先に水をやるようになります。年末にはその鉢に白い花がひとつ咲き、夫は写真を撮って、同じ家にいるのにわざわざあなたの携帯に送ってきます。あなたは「きれいね」と返事を打って、台所でひとり笑ってしまいます。

春が近づくころ、ふたりは電車を乗り継いで、少し遠い植物園まで出かけます。夫は歩き疲れてベンチに座ると、「次はどこへ行こうか」とあなたに聞きます。行き先を決めるのは、これまでいつもあなただったのに、あなたは少し考えてから「あなたが決めて」と言います。夫は地図を広げ、真剣な顔でしばらく悩んで、半年前と同じ温室の名前を指さします。「やっぱり、あそこがいい」。あなたはまた笑って、夫の腕にそっと手を通します。

ご夫婦のこれからが気になる方には、半年後までを霊視して、物語にしてお届けしています。お試しコースは500円で、購入後にチャットで5問に答えていただきます。一言でも大丈夫です。1年・3年・5年・10年・生涯コースもあります。

半年後の水曜日の午後、あなたと夫はどこにいるでしょう。

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