強みを見つけても人生が変わらない理由。40代・50代から本当に考えたいこと

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「自分の強みが分からない」

「これから何を仕事にすればいいのか分からない」

「自己分析をしても、結局どう生きたいのか分からない」

40代、50代になると、こんな迷いが出てくることがあります。

そこで多くの人が始めるのが「強み探し」です。

自分は何が得意なのか。どんな仕事に向いているのか。人より自然にできることは何なのか。

もちろん、自分の強みを知ることは大切です。

でも私は、強みを見つけるだけでは人生はあまり変わらないと思っています。

なぜなら、強みは「何ができるか」は教えてくれても、

「その力を使って、どこへ行きたいのか」

までは教えてくれないからです。

強みはエンジン。でも、行き先ではない


例えば、営業が得意な人がいたとします。

その強みを使って会社でトップ営業を目指すこともできます。独立して営業支援の仕事を始めることもできます。会社を作って大きくすることもできます。

逆に、営業とはまったく違う仕事へ進むことだってできます。

では、どれが正解なのでしょうか。

強みだけでは決められません。

行動力がある人も同じです。

行動力があれば、人より速く進めるかもしれません。

しかし、行き先が違っていたらどうでしょう。

強いエンジンを積んで、望んでいない方向へ猛スピードで進むことだってあります。

だから私は、強みを探すことより先に、一度考えてみてほしいことがあります。

死ぬとき、どんな気持ちで人生を振り返りたいですか?

少し極端な質問かもしれません。

一度、自分の人生を最後まで進めてみてください。

人生最後の日。

そこで自分の人生を振り返ったとき、どんな気持ちでいたいでしょうか。

「面白い人生だったな」

「いろいろ失敗したけど、やりたいことはやったな」

「大切な人をちゃんと大切にできたな」

「よく挑戦したな」

「これは自分で選んだ人生だったな」

人によって答えは違います。

大切なのは、立派な答えを出すことではありません。

自分は、どんな人生だったら後悔しないのか。

そこを一度、本気で考えてみることです。

すると、

「自分の強みは何だろう?」

という問いよりも、

「自分は何を経験したいんだろう?」

「誰と、どんな時間を過ごしたいんだろう?」

「何を成し遂げたいんだろう?」

「どんな人間でありたいんだろう?」

という問いが出てきます。

ここが、人生のゴールを考える出発点になると思っています。

40代・50代は、人生をもう一度考えるには面白い時期


私自身、49歳です。

20代や30代の頃とは、人生に求めるものがかなり変わってきました。

若い頃は「もっと稼ぎたい」「もっと認められたい」「もっと結果を出したい」という気持ちでも走れました。

でも今は、それだけではありません。

仕事もしたい。

新しいことにも挑戦したい。

身体も鍛えたい。

大切な人との時間も大事にしたい。

何歳になっても何かに夢中になりたい。

そして、

大切な人に優しくあり続けたい。
そのうえで、自分自身の人生も思いっきり謳歌したい。

この一年ほど、私はそんなことを考えながら行動してきました。

そして今、一つのゴールが少しずつ言葉になってきています。

40代後半から50代の同世代の人たちと、人生後半をもっと面白くしていきたい。

「もうこんなもんだろう」と人生を畳むのではなく、

「ここから、どこまで面白くできるだろう?」

と考える。

私自身も完成した人間ではありません。

同じように迷い、失敗しながら、そのゴールへ向かっている途中です。

ゴールを言葉にしたら、次は現実を見る


ただし、ワクワクするゴールを描いただけでは現実は変わりません。

次に必要なのは、

「そのゴールへ向かううえで、今の自分にとって本当に解くべき問題は何か?」

を明確にすることです。

例えば、

「もっと自由な時間を持って、家族や自分の人生も楽しみたい」

というゴールが見えたとします。

ところが、自分がいなければ会社が回らない。

それなら、今取り組むべき問題は組織やマネジメントかもしれません。

やりたいことはたくさんある。でも毎日疲れ切っていて何もできない。

それなら、睡眠や身体の状態を整えることが先かもしれません。

新しい仕事へ挑戦したい。でもお金の不安で動けない。

それなら、まず収入や事業の問題を整理する必要があるかもしれません。

つまり、

ゴールを明確にする。
現在地を見る。
その間にある問題を見つける。
そして、一つずつ現実を動かしていく。

ここまでやって、初めて人生が少しずつ変わり始めるのだと思います。

一人で言語化できないなら、誰かと話してみる


「自分は本当はどう生きたいのか」

これは意外と、一人では考えにくいテーマです。

もちろん、ノートに書いてもいい。AIと壁打ちしてもいい。

それで言葉になるなら、それで十分です。

ただ、一人で考えていると、どうしてもいつもの思考や価値観、過去の経験の中だけで答えを探してしまうことがあります。

そんなとき、誰かとの対話が役に立つことがあります。

私は、コーチングの価値の一つはここにあると思っています。

コーチから人生の正解を教えてもらうのではありません。

対話を重ねながら、

「本当はどうしたい?」

「何を大切にしたい?」

「どんな人生だったら後悔しない?」

と問い直していく。

そして、自分でもまだ言葉にできていなかったものを、

自分自身の言葉で言語化する。

ここが重要です。

コーチングで終わらず、現実を動かす


そして私は、対話だけで終わらせたくないと思っています。

ゴールが見えたら、現在地との間にある問題を明確にする。

その問題が自分の知識や経験で支援できるものであれば、必要に応じてコンサルティングもする。

自分の専門外であれば、無理に答えを出すのではなく、その領域の専門家の力を借りればいい。

人生には、仕事、お金、組織、身体、家族など、さまざまな問題が絡んできます。

一人の人間がすべての専門家になることはできません。

だから大切なのは、何でも自分一人で解決することではなく、

自分がどこへ行きたいのかを明確にして、そのために今必要な力を使うこと。

だと思っています。

強みも、そのために使えばいい。

AIも使えばいい。

専門家の力も借りればいい。

コーチングも使えばいい。

全部、目的ではなく手段です。

強みを探す前に、一度だけ考えてみてください

最後に、もし今、

「自分の強みが分からない」

「これから何をすればいいのか分からない」

と感じているなら、強み探しを始める前に一つだけ考えてみてください。

死ぬとき、どんな人生だったら「俺の人生、面白かったな」と思えるだろう?

すぐに答えが出なくても構いません。

むしろ、簡単には答えられない問いだと思います。

だからこそ、考えてみる価値がある。

人生の行き先は、自分で決める。

そして行き先が見えてきたら、今いる場所との距離を見て、一つずつ現実を動かしていく。

私は、そんな対話と伴走をしていきたいと思っています。

大切な人に優しくあり続ける。
そして、自分の人生も思いっきり謳歌する。

40代、50代。

まだまだ、こんなもんじゃないと思っています。
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