折り紙の折り目をひとつ戻してみる

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ビジネス・マーケティング
こんにちは!秀平文忠です。

子供の頃によく遊んだ折り紙は、一度ついた折り目をきれいに伸ばしても、うっすらと筋が残ります。その筋をたどると、次にどこを折ればよいのか、どうやって立体へと変化していくのかが視覚的にわかります。私が日常的に取り組んでいる業務の改善や仕組みづくりも、この折り紙の折り目をひとつずつ慎重に戻しながら観察する作業によく似ています。

普段何気なくこなしている日々の作業には、長い時間をかけて積み重ねられてきた手順や習慣が深く刻み込まれています。毎回同じように書類を書き写したり、複数の画面を開いて同じ数値を入力したりする動作は、いわば何度も同じ場所を折り込んだ状態です。あまりにも当たり前に繰り返しているため、その動作が本当に必要なのか、あるいはもっと楽な折り方があるのかについて、わざわざ考える機会は滅多にありません。

ある日、複雑に入り組んだ作業手順を見直す機会がありました。何層にも重なった手順は一見すると非常に難解に見えましたが、焦らずにひとつひとつの工程を丁寧になぞり、少しずつ前の状態へと戻してみました。すると、本来なら通過する必要のない余計な手順や、過去の都合で残されたままになっている無駄な折り目がいくつも見つかりました。

そこで、古くなった折り目を無理に伸ばそうとするのではなく、全く新しい方向へすっと一本の筋を入れるような仕組みを配置してみました。ふたつの作業箇所を直接結ぶ小さな架け橋をひとつ作るだけで、今まで何度も手作業で折り込んでいた複雑な工程が一瞬でシンプルに整いました。大掛かりな新しい道具を持ち込まなくても、ものの見方を少し変えるだけで、目の前にある景色が劇的にすっきりと変わったのです。

決まった形をそのまま受け入れるのではなく、一度その構造を解きほぐしてみることで、思いがけない解決の道筋が見えてきます。複雑そうに見える問題ほど、実はとても単純な折り目の掛け違いから生まれていることが少なくありません。

日々の忙しさの中で少しだけ立ち止まり、当たり前になっている手順の折り目をじっくり眺めてみること。その素朴な好奇心と柔らかい視点こそが、毎日をより軽やかに、そして面白くしていくための大切な第一歩になるのだと感じています。
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