AIに任せた作業が崩れるのは、手順ではなく「止めどころ」を書いていないからです

AIに任せた作業が崩れるのは、手順ではなく「止めどころ」を書いていないからです

記事
IT・テクノロジー
AIに作業を任せるとき、多くの人は「やり方」を書いて渡します。この資料を読んで、要約して、表にして。それで一度はうまくいきます。崩れるのは、たいてい2回目以降です。

私はAIエージェントを無人で長時間走らせています。その経験から言えるのは、手順書で本当に効くのは「やり方」の部分ではなく、次の3つだということです。

■ 1. 止めどころ(どこからは人が見るか)

AIに任せてよい工程と、人が必ず見る工程の境界線です。これを書いていない手順書は、調子が良いときは全部AIが進めてしまい、おかしくなったときに「どこまで信じていいか」が分からなくなります。

書き方は簡単で、工程の一覧に「任せる/見る」の1列を足すだけです。迷ったら「見る」に倒します。無人で走らせるとき、間違って止まるのは損失ゼロですが、間違って進むと取り返しがつかないからです。

■ 2. 確認チェックリスト(出力の何をどう見るか)

「確認してください」だけでは、確認は起きません。見る項目を1つずつ書きます。

例えば文章なら「数字は元データと一致しているか」「固有名詞の表記は揃っているか」「なかったことを書いていないか」。私の場合、公開前のチェック項目に「画像を1枚ずつ開いて見る」という行があります。文字の検査をどれだけ厳しくしても、画像の中身は検査されていなかった、という失敗が実際にあったからです。

■ 3. 戻し方(事故が起きたときにどう戻すか)

事故は起きます。起きたときに「元に戻す手順」が書いてあるかどうかで、その事故が15分で済むか半日かかるかが分かれます。上書きの前に退避コピーを作る、変更は必ず記録が残る入口を通す、といった1行が効きます。

■ まとめ

・手順書の価値は「やり方」より「止めどころ・チェック表・戻し方」の3つに宿る
・迷ったら人が見る側に倒す(間違って止まるのは損失ゼロ)
・チェックは項目で書く。「確認してください」は確認ではない

この3つを、あなたの実際の作業に合わせた手順書の形でお作りするサービスを出しています。ヒアリングは購入後にひとことだけ。プロフィールのサービス一覧からご覧いただけます。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す